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2015.12.13

「科学的に考える」とは?

 本校の研修旅行(理科コース)の3日目、午後のAGプログラム(グループ別研修)にてJT生命誌研究館を訪れ、西川伸一先生の講話で、生徒達は「科学的であるとはどういうことか?」と考えたことがあるか?との問いが与えられ、

「科学的」=「民主的」(≠権威的

であるという内容に、改めて強く心に留めた次第です。

 遠い昔の教会、現在では政府(政治家やお役人さん)、そして先生が言ったから正しい、というのではなく

「みんなと同じ結果を得るように。
 ×作り話
 ×捏造 」

という視点は大事です。

 最近は、旧来の黒板とチョークを用いた、教員側のワンウェイの授業が見直され、アクティブ・ラーニング型(AL型)授業の導入が、特に高校の教育現場では言われまていますが、私の受け持つ高校物理&中学理科は、誰が説明しようが、調べ学習をしようが、実験しようが、同じ結果を得るように「科学的に」考えることが大事です。

 ですが、必ずしもピッタリ同じにはならないのです(^^;

 そして、教科書や先生から教わる生徒達は、学校という場で長らく理科の学習を積んでいる中で、教員側の期待とは裏腹に、上記のような「科学的に」考えることに慣れていません

 講話の後で質問が出なかったので、私から「科学的に考えられるようになるコツは、どのようなものでしょうか?」と質問しました。
 すると西川先生は、

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(1)疑問に思う
(2)それはなぜか?と考える
(3)他人はどう考えているのか?と調べる。

 (他人の意見も、昔ど比べればインターネットで検索が可能、かつ容易
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と教えてくださりました。

 (1)は、科学の基本だと思いますが、(2)→(3)の順番を守ることが大事ですよね!
 (2)は、疲れる作業ですので、飛ばして(3)に行きたくなるところです。また、(2)の答えが誤っている可能性があるので、仮説を表明するのが恥ずかしい場合もあるでしょう。
 ですが、疲れる見込みを乗り越えて考えるという行為に至ることが大事です。また、そこで考えたことのすべてを表明しなくても、例えばノートやメモ用紙等に書き留めていて、後で捨てるくらいでもいいのです。「本当は最初から合っていました」という方が、捏造で、より好ましくないですから!

 「失敗は成功のもと」だと少しゆとりのある心構えで、(2)を先に、その後に(3)をチェック、という流れを、生徒達には身に付けてもらいたいです。

 その最終形として「ゴールへ(論理的に)(たどりつく根拠を、誰もが客観的に確認できる」状態であるか否かをチェックできるような姿勢を養い、習得してもらいたいです。

|いわゆる『クリティカル・シンキング』がそれに当たるのでしょうかconfident

追伸:すごい切り口の話だなぁと思ったら、
 西川先生は、小保方さんの採用に関わった先生だったのですね…
 先入観なくお話を伺っておりました。

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