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2015.08.01

(教員免許更新)IV-11:学校の諸課題と組織的対応

『教育の最新事情』
第IV部 学校の危機管理と組織的対応
第11章 学校の諸課題と組織的対応

伊藤 亜矢子(お茶の水女子大学准教授)
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1 .組織的対応とは
 1 )組織的対応とその必要性

「 組織的対応は,個人の努力を超えた効力を発揮する。また,組織自体の支援の力を高め,ターゲットとなる児童・生徒だけでなく,多くの児童・生徒の潜在的なリスクに対して,予防的な効果を発揮することが期待できる。また,組織的な対応が円滑に行えれば,個人の負担が,個人対応のみの場合よりも軽減され,余力を他に生かすこともできる。」

・遊び(子どもの生活)の変化から、対応が必要とされる現状が生まれている。(【II-4:子どもの心理的発達参照)

 2 )学校の諸課題をめぐる組織的対応
例:
 不登校支援
 怠学や「反社会的な行動」
 特別支援教育
 災害や自死など命にかかわる出来事が生じた場合
(子どもたちの心理面への配慮や,教育委員会・保護者への報
告,マスコミ対応など)
 緊急支援チームの派遣要請(教育センター等の臨床心理士などに)

一対一の対応は濃密かもしれないが、「抱え込み(負担増)」に繋がる。また、すべてのニーズを満たすとは限らない組織的対応(違った立場の人と一緒に対応=役割分担)へ

2 .組織的対応の実践実例

・いじめを具体例として
|動画では横浜の小学校の事例。気になる生徒について、
|担任以外の先生方を交えての話し合いを持つ。
いじめは《集団現象》なので、教員の対応も組織的に(=集団に対して集団で)

3 . 組織的対応を支える日常的なコミュニケーションと同僚性

「 しかし一方で,こうした組織的対応には,適切なリーダーシップと,同僚性,協働的な組織風土が欠かせない。
 協働や同僚性は,ティーム・ティーチングや計画立案などのフォーマルな活動だけでなく,職員室での会話やちょっとした手助け,助言などインフォーマルなものも含む。」

・自主的に自然に
・時間や場所を越えて
・発展的に展開する協働の風土
価値観や目的、成果の見直しや、新たな実践への挑戦を行える

|(私見)最近では、学校の枠をネットによって越えて「同僚性」を広げることも(^^)

「 また,同僚性を高め,組織的な対応を行える組織風土が醸成されるためには,普段から,お互いの実践について話し合うなど,組織の目標に合致したかたちで,実践の目標や方向性を共有することが重要である(佐古,2011)。」

4 .まとめ

「 組織的な支援は一人では行えないため,実施が難しいと思われるかもしれない。しかし,まずは誰かと,そして学年で,次に学校で,と少しずつ協働を広げていくことが重要」

「 生きた協働による組織的な対応を行う発想と,個人(学級)の壁を越えて協働する同僚性の構築,それを可能にする日常的なコミュニケーションの良好さが,学校という場には求められている。」

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追伸:
一~三次支援など、内容的に【II-7:子どもの発達障害と特別支援教育】とかぶる部分も(^^;

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