« (教員免許更新)学校経営4:学校経営における健康的な学校づくりと教職員の健康 | トップページ | (教員免許更新)学校経営6:学校評議員制とコミュニティ・スクール »

2015.08.04

(教員免許更新)学校経営5:学校財務と学校事務:学校裁量/学校事務職員

『学校経営』
第5章 学校財務と学校事務:学校裁量/学校事務職員

本多 正人(国立教育政策研究所統括研究官)
-----

《本章のねらい》
「 学校の財務の側面から学校という組織・機関の在り方を再検討する。特に公立学校の財務については学校の自主性・自律性の確立という現代的な教育政策課題があることを理解し、効率的な学校配当予算の執行を意識した教育活動を展開するための手がかりとともに、指摘される問題点などを確認しながら改善の方途を探る。」

1.学校事務管理

・学校事務の領域は、多様!
 (総務部門的な役割。公立学校には資金調達の分野は含まれない))

「 このように学校財務といっても同じ範疇の業務が各学校で行われているわけではないので、本章ではなるべく共通の論点を設定できそうな財務事務について検討する。」

2.学校の予算

・公立学校の予算の収入源はもとをたどれば市民の税金
 →納税者に対する責任の観点が重要
・私立学校・学校法人の予算の収入源は主として授業料等
 私学助成を受けている場合は、その部分に税金が使われている。

・公立学校の財務は、予算執行のプロセスが中心
・私立学校・学校法人にとっての予算=「学校法人の 教育研究その他の活動の具体的な計画を、所要の 計算にもとづいて、科目と金額とにより表示し、総合編成したもの」 (学校法人財務基準調査研究会による)。

・(公立は)地方自治体の歳出予算が議決されたあと、 教育委員会が、各学校に予算執行の限度額を示す。
・(公立は)学校といえども予算の執行はその自治体の財務規則等に従う

・最少経費の原則:「地方公共団体は、その事務を 処理するに当つては、住民の福祉の増進に努める とともに、最少の経費で最大の効果を挙げるように しなければならない」(地方自治法2 条14 項)=節約すべし!

・予算制度上の原則に大きく外れることのない 範囲で、学校運営の実情や実態に併せて、 学校の裁量を尊重できるような工夫をする 教育委員会もある。

3.自治体財務のしくみと学校財務担当職員

(公立では)
・予算を使って物品を購入するような場合など、あらゆる予算執行には基本的に支出負担行為という事務処理が必要
支出命令機関と出納機関を分立させ、 相互チェック機能が働くようになっている。
学校(長)でできることは、限られている
(↑その範囲の工夫が「学校の裁量権拡大の具体的な手法」の一つ

(私立では)出金伝票をベースに、資金収支計算書、消費収支計算書、貸借対照表等の財務関係 書類の作成につながっていくような処理をする。

4.学校財務の範囲

・物品の管理と保守も財務の範囲に含まれる。

(公立では)
使用頻度がさして多くない備品であれば、 学校間で物品を融通し合うことも

(私立では)
・学校法人会計基準に従う。 物品や教育財産は、法人の資産であり、公立学校と違って、減価償却の考え方をとる。

公立学校での学校徴収金の扱い←さまざまな問題に繋がる恐れ
・学校徴収金を使用する場合にも学校の予算執行と同様の支出手続きをとり、学校内部での監査、あるいは保護者代表に よる監査を経た上で、保護者など関係者に 決算報告をする。

記事がディベートの普及に繋がるように
人気ブログランキング』に参加しています。

人気ブログランキングへ
↑是非クリックを↑
今回の記事が良かったなら
にほんブログ村 教育ブログ 中高一貫教育へ
↑バナーをクリックして下さいm(_ _)m

追伸・感想

学校財務について詳しい説明がなされましたが、それを踏まえた「学校経営」のあり方、将来性の説明に繋がっていなかったのは残念despair

|

« (教員免許更新)学校経営4:学校経営における健康的な学校づくりと教職員の健康 | トップページ | (教員免許更新)学校経営6:学校評議員制とコミュニティ・スクール »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77422/62015525

この記事へのトラックバック一覧です: (教員免許更新)学校経営5:学校財務と学校事務:学校裁量/学校事務職員:

« (教員免許更新)学校経営4:学校経営における健康的な学校づくりと教職員の健康 | トップページ | (教員免許更新)学校経営6:学校評議員制とコミュニティ・スクール »