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2015.08.03

(教員免許更新)学校経営3:学習組織と35人学級

『学校経営』
第3章 教授・学習組織と35人学級

天笠 茂(千葉大学教授)
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1.教授・学習組織としての学級

|子どもたちと教職員を結びつけるシステムで一番見慣れているのは
|学級担任制(1891年(明治24年)から約100年続いている)

|「学級の特性」として
|・学級編成にあたって、学級間の均質化に重点がおかれる
|・集団成員の相互の関係は、対等とされる
|・児童・生徒には、学級担任を選ぶ自由は認められない
|…と、さり気ないが、重要な要素も口頭で説明(^^;

|確かに、中高での学級経営と比較して、小学校での学級経営は
「関心を持続させること自体が発達していない」子どもたちに対して
授業も一体となった指導をするわけですから、質が違いますよね。
|(小学校低学年であれば、更に(^^;)
|でも「一年も経過すると、学習と生活のルールとリズムを持った
学級集団が誕生」\(^o^)/

2.学級規模の縮小

「標準とされる基準に収まりきれない「すし詰め学級」が全国各地で発生した。戦時中の空襲による校舎の消失、戦後のベビーブームによる児童生徒数の増加などによるものであり、この改善をめざして、1958(昭和33)年に「公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律」(義務標準法)が制定された。
 その後の経過については、表1の通りであり、幾度かの改正を経て40人が標準とされ、2011(平成23)年度、小学校第1学年に35人以下の学級が実現した。」

地方のほうが、35人学級の先進的な取り組みが行われている。

3.指導方法の多様化とティーム・ティーチングの試み

「 ところで、わが国の教授・学習組織の歴史を振り返ってみると、1960年代後半から1970年代にかけて高揚期を迎えた。教授学習組織改革を掲げ、小学校高学年における一部教科担任制の導入、学年共同経営、アメリカより紹介されたティーム・ティーチングの試み、など、全国的な広がりをもって展開された。
 その動きを促進した背景として、学級担任制をめぐるマイナス面の克服があった。学級担任制は、子どもの全人的理解、教科指導と生徒指導との統合的な展開、などをはかる上で多くの利点を有している。その反面、教科指導の専門性の低下、学級間の格差、学級王国化などの問題が生じやすいといわれている。
 当時、教育内容の高度化・複雑化が言われ、一人の学級担任では対応しきれないとの問題意識のもと、教師の協働をはかる試みが様々になされた。」

|ティームティーチングは、アメリカから入ったものなのですね(^^;
1960年代からティームティーチングに取り組んでいた秋田市立築山小学校
|って、すごいですね。そういった取り組みが、秋田県の学力の高さに
|繋がっているのかな(^^;?(詳しい方、教えてくださいm(__)m)

ティーム・ティーチングの方法
(1)同一学級内において、習熟の程度や興味関心に応じた学習など協力して指導するスタイル、
(2)学級の枠を超えて、習熟度別グループ、課題別グループ、個別学習において協力して指導するスタイル
(3)学習内容などに応じて協力して指導するスタイル、など

ティーム・ティーチングの学習指導上のメリット
(1)多様な学習活動の展開が可能
(2)学習活動の複線化に対応可能
(3)学習者の学習速度やスタイルに応じることができる
(4)学習材の収集や作成など学習環境を豊かにする
(5)複数で個の理解を多面的にとらえる、など

・ティーム・ティーチングの存続と学級規模の縮小は、二者択一とすべきテーマではなく、両立させて実現を図るべき!

|民主党政権から自民党政権になると、
学級規模の縮小に関する教育行政的動きは鈍化…(>_<)
|(と、講義でも触れている(^^;)

4.多様なスタッフの充実

学級は質的に変化している=一人の学級担任が全てをこなすのは相当無理!
・小学校の専科指導
・教師間の協働と学校な以外の人材活用

△スタッフの質および量の整備、多様化と充実を!!
(非常勤の改善も…)

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追伸・感想

 国の財政が悪化しているなら、別な贅沢なところの予算を見直し、国の将来を担う子どもたちに直接係る学級規模の縮小の流れを逆行させないで欲しいですよ!>自民党政権

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