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2015.07.31

(教員免許更新)III-9:現行学習指導要領と教育課程実施状況

『教育の最新事情』
第III部 教育政策の動向と学校改革
第9章 現行学習指導要領と教育課程実施状況

市川 伸一(東京大学教授)
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1 .学習指導要領の位置づけと特徴

・ゆとり教育と前後して起こった「学力低下論争」を踏まえ、「学力向上」「確かな学力」などを求め、義務教育においては「学校力,教師力の強化により,児童・生徒の人間力を高める」ことをうたいながら、2008年(高等学校は2009年)に学習指導要領の改訂,公示がなされた。
 コンセプトとしては,「言葉と体験の重視」「教科横断的な言語力育成」「習得・活用・探究のバランス」(理数能力、外国語、基礎体力)、「教えて考えさせる指導」(教材・教具の工夫/理解度の把握)など。
|そして「全体的な時間数の増加」…
|小学校高学年では、外国語活動の導入…
|中学校では、(指導要領の中での)部活動の位置づけ

|「家庭や地域との連携」の扱いで、キャリア教育やボランティア活動
|入っていたんですね(^^;

2 .学習指導要領改訂にあたっての具体的変更点
(学校における学力向上の取り組み)

|動画では八戸市の小学校の事例の紹介
|理解を確認するために「ペア学習による説明活動
|同時に、校内研修の推進

|次に、美祢市の中学校の事例の紹介
学習項目(ねらい)をはっきりさせて、目的意識のある予習をさせ、
|予習で分からなかった点を授業で理解させる。
|また、生徒同士の説明活動によって理解を確認できるようにする。
|更に、習ったことを使って考える課題を、小集団での話し合いで解かせる。
|同時に、教科の枠を超えた授業づくりと、ワークショップ型の研修
|成績向上の成果も。

(↑私見)反転授業+アクティブ・ラーニング型授業のベースとなる実践coldsweats01

3 .全国学力・学習状況調査の実施とその影響

・全国学力・学習調査状況→格差は縮小傾向
・PISAにおけるV字回復

未解決の課題→理数教科への意欲、社会問題への関心

|「社会問題への関心」が高まらないことについては、
|「II-5:子どもの生活変化と生徒指導」において、
|「私生活化へと傾斜する社会の変化」が指摘され、その結果として、
政治や社会(公的事象)よりも自分の生活や家族生活(私的事象)を
優先させる生活態度となっていることが説明されています(^^;

⇒「国際学力調査の上昇傾向は確かに評価すべきことであり,それは日本の最近の教育行政や学校現場の努力の成果と考えられる。しかし,現在の教育課程の目標とするところからいえば,道は半ばともいえ,さらなる展開に期待したいところである。」

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追伸・感想

 現場の教員にすると、現場での話と同じですので、久々に短めの記事となりました(^^;

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