「227」~僕の物理授業の小項目数~
高校物理が新課程となって、僕は昨年4月から約1年8ヶ月、自らの授業をデジカメで撮影し、mp4で録画する、という実践を継続させました。
|詳しくは河合塾の進学情報誌「Guideline7・8月号」の記事を
|御覧ください(リンク先のPDFファイルの、p.42~です)
そして今月(2014年12月)、ようやく、新課程の「物理基礎&物理」の、すべての授業を撮り終えました!
すると、あることに気が付きました。
以下のように、mp4ファイルにタイトルを付けていきます。
- 序:運動とは?(28分16秒)
- ベクトル(17分37秒)
- 速度(15分57秒)
- 等速直線運動(5分30秒)
- 速度の合成と相対速度(7分32秒)
(以下略)
物理基礎から物理まで連番を付けて、原子物理学から素粒子のところまで授業を終えると、最後のファイルが「227」となりました。
このことは私が、高校の物理の全範囲を教えるために、227の説明項目を用意していることの証明です!
こうした形で自分の授業の組み立てを、教員になってから19年、考えたことがなかったので、ちょっとした驚きでした
皆さんは、高校物理をマスターするために、227の小項目があると聞いて「やはり多い」と思いますか?「2年間で227くらいで済むの?」と思いますか?
古今東西、高校物理の先生方はたくさんいらっしゃるでしょうが、高校物理がいくつの小項目で構成されているのか、といった分析をしている先生がいるという話を、聞いたことがございません。情報のある方、教えてください
さて、この動画群を来年度以降、どのように活用したら、自分の教育実践の質が向上するのか?というのが、今の私の検討課題です。
ですが動画の活用の前に、項目を全て挙げて、生徒達が弱点とするところはどの内容か?生徒達はどこが理解し難いのか、という点を分析してあぶり出すことをした方が、すぐに教育実践の改善に繋がるかも、とも思っております。
アドバイスをくださる方がいらっしゃれば幸いですm(_ _)m
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追伸:
「授業の動画が全て揃っているのなら、来年以降『反転授業』に取り組めるでしょう」と思う方がいるかもしれませんが、そうは問屋が卸さないのですよ!
その理由も、様々です。
これが現実の教育現場の“壁”だと思っております。
是非とも、教育現場の“壁”についてご理解くださり、願わくは、その“壁”の解消について考えてくださる人が一人でも増えることを希望します。
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