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2013年10月6日 - 2013年10月12日の5件の記事

2013.10.11

動画ではなく、生(ライブ)で見るから感じるもの

 物理IIで、コンデンサーの接続による合成容量の求め方を習います。
 並列よりも直列の方が、やや難しいのです。

Img01290_6

 この場合に実は、C1のコンデンサーと、C2のコンデンサーとに蓄えられている電荷は、同じ量です。

 それを私は、こう示します!

Img01291

 授業で持ち歩いているルーズリーフのバインダーにチョークで直接書き込みます!
 そのときの、生徒の「え、ええぇ~~」という雰囲気が、ちょっぴり小気味いいですcoldsweats01 

 生徒って、先生が何かを犠牲にしながら教えていると、「そこまでしなくていいとは思うんだけど、なんか僕たちのために頑張ってくれているぞ!」という気持ちで授業を受けてくれているような気が、長年の経験からしています。

 これを、動画で見ても、感動は半減だと思うのです。
 生(ライブ)の醍醐味です!

 授業の様子を動画で配信し、予習として家庭で見てもらう「反転学習」という手法が昨今注目を集めています。

 こういった演出がない動画は、面白さが足りなくて「家庭でも見よう」という気持ちも減るでしょうし、かといってこういった演出は“効果のないネタバレ”で、頑張って演じる方としては残念ですし・・・

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ネットを使わずともPC教室で動画学習&教え合い!

 図書館での動画学習では困る、という生徒たちがいます。

 「図書館では静粛にする必要がある。僕らはみんあであーだこーだ言いながら学びたい!

 これはこれでごもっとも!

 ただ、試験期間中のパソコン室、まだネット視聴の設定が施されていなくて…
 「元データがあるんだから、ローカルで観ればいいんじゃね?」と閃いて実践したのが、次の画像ですhappy01

Img01274

 試験範囲に関係する動画は6つ。
 これを、6台のマシンに移して、「必要な動画が見れるPCのところに移動して視聴して~」としました。

 すると生徒達は「あ!分かった!」とか、声を挙げます

 更に、先にわかった生徒が、まだ分かっていない生徒に、解説を始めてくれてます!

Img01275

 「人に教える」って教育効果、高いんですよね!
 (『ラーニングピラミッド』をご覧くださいhappy01

… … …

 後日「先生、物理が93点でした!動画のおかげです!」と言ってくれると、有頂天になります\(^o^)/
 ほかにもう一人、90点台を取った生徒もいるそうです。

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僕の授業を御家庭で

 僕の授業を動画で録画し、校内ローカルネットで視聴するようにファイルサイズ等を変換すると、下記のようなことが出来ます!

 「自宅で見たい人は、USBメモリを持って来て!

 …持ってきてくれる生徒が、これだけいるんです!
  時代です!

Img01267

 正直「デジタルの活用(併用)で新しい教育に踏み出せるのだろう」と感じましたfuji
 ただ、公衆送信権に抵触する可能性があるので「ネットに上げたり、ファイルを他人に渡さないでね。僕がしょっぴかれる(^^;」と、最悪の展開となるリスクを念のためにきちんと伝えての実践です。

Img01271←こんな感じで伝えましたcoldsweats01

 ファイルサイズを小さくしたので、コピーの時間も少なく、複数回のコピーでも、彼らが昼食を食べ終わるまでに終了しましたconfident

Img01268

 ファイルをを返却してもらう際に「非常に助かりました!」と言ってもらえると、嬉しいです。
 でも、実際の点数はあまり振るわず…ただコメントは「でも、動画学習がなかったらもっとひどかったと思う」ということなので、有用ではあるみたいですdelicious

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2013.10.10

新しいディベート的な授業を一緒に考えました

 東京書籍の中学校3年・国語の教科書に「テクノロジーとの付き合い方(池内了)」「テクノロジーと人間らしさ(黒崎政男)」の2つの文章が併載されている単元があります。

 教科書で設定されている課題は

-----
[読み取る]
(中略)
(3)二つの文章を比較して、テクノロジーと人間の関係に対する考え方の、共通点と相違点を見つけよう。

[考えを深める]
(a)二つの文章を比較した上で、それぞれ説得力があるところはどこか、また、反論の余地がないか、話し合ってみよう。

(b)人間はテクノロジーとどう付き合うべきか、自分の考えを書いてみよう
-----

と、国語的読み取りと、発展という内容で、まぁ、僕が小学校、中学校、高校と学んできたことが展開されることが予想される内容です。

 そんな中、同僚の国語の先生が、物理地学教員室を訪ねてきました。

「(上記の単元を踏まえて)クラスを6グループに分けてテクノロジーに関する調べ学習をさせ、それを踏まえて作文をさせて互いに発表し質疑応答(議論)を踏まえて、どちらがより説得力のある作文であったかを聞き手が評価する、という授業をしたいのです。
 そこで、対立させるテクノロジーを何組か用意したのですが…全部で3組6つのテクノロジーが、対立させるのにバランスがいいかどうか見てください。仮にバランスが悪い場合には、私では行き詰まり気味なので、新しい代案を出して欲しいのです。」

と、理科(物理)の教員を頼ってのお話でした。

 しかし私は、ディベート部の顧問でも有ります!
 その原案の中で、
-----
発売間近なもの
A メガネ型PC『Google Glass』
B 腕時計型端末『iWatch』
-----
相当惹かれました(^^;

 巷でよく行われている「AとBのどちらが良いか」(例「夏休み」と「冬休み」、「男」と「女」)であれば、「それぞれに良さがある。比較できない」と、議論の方向性が定まらない“言い合い”の授業、更にはそれが悪い方に転じて“相手をやり込める”授業となってしまう恐れがあります。
 また「どちらが欲しいか」と考えると、「人それぞれ」、更には「両方欲しい」という結論も考えられます。

 そこで、良い・悪いといった単純な価値基準ではない価値基準を設定すれば、AかBのどちらかが選ばれるような結論になる議論に導けることに気が付きました!

 設定したのは、「どちらを先に販売にこぎ着けるべきか」です。
 早く販売したほうがいいのはどちらで、そう考える理由はどうしてか?ということを作文にすると、A側とB側でどちらかが支持されると考えました。
 「作文は、根拠があって説得力があるのはどちらか?ということを基準に…」とその先生もおっしゃっていたので、その先生が取り組んでみたい授業に沿った提案になっていると思っています。

 僕にとっては、新しい価値論題ディベート的な授業つくりのお手伝いです!
 (物理の教員が国語の授業つくりの手伝い、というのも新鮮でしたcoldsweats01!)

 最終的に、3組6つのテクノロジーが準備されました。

-----
『TG未来博 ~テクノロジーは僕らの手に~』
(TGは東北学院の略です)

★すでに実用化!どちらが儲かる?
A プロジェクションマッピング
B 3Dプリンター

★発売間近!どちらを先に完成させる?
A メガネ型PC『Google Glass』
B 腕時計型端末『iWatch』

☆未来基地!人類により貢献するのは?
A ジオフロント
 ~エヴァンゲリオンな未来~
B スペースコロニー
 ~ガンダムな未来~

-----

|中学生に分かりやすい表現を、と思っての表現になっています。
|「こちらの表現のほうが…」といった改善案があればお聞かせください。
|また「このテクノロジー対決も面白そう」というテクノロジーのペアの新案が
|あれば、是非お寄せください(^_^)

 生徒に配布されたプリントを見て、その先生の準備(授業作り)は、生徒が取り組みやすいように程良い難易度になっていて、よく出来ていると思いました!

-----
◯担当部門・分担決定
 →調査(自身のテーマ)(相手のテーマ)

◯ミーティング
 (1)~とは何か? 
 (2)現状
 (3)将来どう役に立つか
 (4)予想される反論とその答え
 (5)相手側への質問
 →発表準備

◯未来博本番!いよいよ対決
 =====
 対決の流れ(すべて各3分)
 Aチームによる発表  ①~とは何か? ②現状 ③将来どう役に立つか
   ↓
 Bチームによる発表  ①~とは何か? ②現状 ③将来どう役に立つか
   ↓
 作戦タイム
   ↓
 BチームによるAチームへの質問
   ↓
 AチームによるBチームへの質問
   ↓
 Aチームによる総括
 Bチームによる総括
   ↓
 聴衆によるジャッジ
 =====
 【ポイント】
  ○データ・写真などを提示する
  ○予め予想される反論・その答えを用意しておく。
  ○相手の話の要点をメモし、矛盾点や疑問点をチェックしながら聴く。
-----

 ただ1点、「質問の時間では、“質疑”と“反論”がごっちゃになって、噛み合わないケースが相当あると思われます。“質疑”は、相手から“応答”が必要なもの、それを踏まえた“反論”には“再反論”がなされるように、指導の心積りをしておいた方がいいと思います」とアドバイスさせて頂きました(^^)

|ディベートに関わる方々は、
|「質疑応答」と「反論」に分けたら、との意見を持たれますよね(^^;

 「実際のところ、生徒たちの作文能力が心配で…」とおっしゃっていましたが、一方で「(新しく、また体型したことのないタイプの授業をするという提案に)え~~!?』といった拒否反応は(他の授業と比較して)なかったんです」と、僕としても嬉しい報告もありました(^^)

 さて、実際の対決が、どうなるのか、とても楽しみです。
 結果報告は、後日(^^)/

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おかげでICTの恩恵を!しかしICTがあっても…

 授業や講習の際に録画していた私の動画を、図書館で視聴できるように設定して頂きました!
 早速、1人の生徒が、動画を見て学んでくれました。

Img01266

 動画配信の仕組みを設定してくださっている、本校の情報システム部主任に感謝です!

 このPCは、古くて使わなくなったマシンを、動画を視聴する機能だけに特化して使っています。
(その他のソフト等をインストールしないので、マシンの動作が軽くなります)

-----

 動画は、生徒の学習、特に“試験勉強における学びの手順の逆転”をもたらします。

物理の授業を受けていても分からない、という生徒であっても、問題演習から始める。

 

《1》わからないところ(小問)だけを視聴する。イントロ等の分かっている部分は、早送りして飛ばす。時間の節約!
 また、物理は“全てがわからない”わけではないケースが多く、分からなかったその一部分が分かれば、以降最後まで解ける、というケースも多い

《2》それでも分からなければ、最初から見る。途中のわからないところがあった時には
 (1)少し巻き戻して、何度も見る
 (2)一時停止して、じっくり考える
 ⇒その箇所は、「自分の分からない箇所」である!
 ⇒教員が指摘しなくても、自ら「どこが分からないのか」に気づける!
今までは教員が「ここは分かる?」「そこはどう?」と、生徒の様子を見ながら問いを発することで、「どこがわからないか?」を見出す作業をしていた。その負担の軽減は、生徒にも教員にも大きなメリット!

《3》「自分が分かっていない箇所」に気づけたら、友達や教員に、質問できる!

《4》更に、問題集の関連する授業内容も録画していて、今回公開しているので、問題が解けなければ、授業の解説を視聴して、物理現象を把握・理解する

⇒既に分かっている部分は見直す必要がない&動画を自分のペースで見る(早送り・一時停止・巻き戻し)ことで、自分の理解速度の合わせて学習する、ということで【個々人に合った時間配分で学べる】ことが可能となります。

-----

 しかしながら、そうは問屋がおろさないのです。

 生徒に聞いてみると
◾そもそも図書館に行くのが面倒くさい

のだそうです!

 また、「そもそも物理という難しい内容の動画を、わざわざ見ようという気にならない」のだろうと思います。
(『半沢直樹』や『宇宙戦艦ヤマト2199』に、完全に負けます(笑))

 実はYoutubeでは既に、何人の方が、物理の授業の様子をUPしています。当然、無料で試聴できます。(Youtubeを検索してみてください)
 NHKのEテレでも、そういった番組を配信していることでしょう。

 だからといって、物理がわからない生徒が自主的に、そのような動画を見て、“自主的・自動的に物理がわかるようになる”とは、正直全く思えないのです。現に授業へ行くと「物理がわかりませんよ~」という生徒ばかりで、「先生が授業をする前に(そのような動画を利用して)理解してきました(^_^)」という生徒は、ごく稀です!(ゼロではないのですが…)

 「ICTがあれば自動的に、生徒のやる気を喚起できる、わけがない」のです。

 最近注目を集める「反転授業」と呼ばれる授業形態があるのですが、それは担当する先生の授業動画を見るという“(独学に比べると)質が高い予習”をする、というカラクリです。
 ですが、「(部活動等や遠距離通学で)自宅学習の時間が取れない(更に複数教科で「反転授業」の予習が課されるとなると大変…)」「そもそも難しい内容の動画は見る気が起きない」のが生徒達の正直な本音かもしれません。

 ICTの力を借りる「反転授業」も、結局授業です。生徒のやる気を換気することと、学習内容を生徒本人の中での理解に繋げる仕組みを施すことが大事になってくるでしょう。

|ただし、ICTがもう少し進歩し、ICTが今以上に生徒にとって身近なものとなった
|場合、更に僕のすべての授業の動画が手元に揃ったら、僕でもうまく反転授業が
|できるのかもしれません。
|反転授業でもなお、うまく学べない生徒の対処がどのような生徒かを知り、その
|生徒への対処のノウハウが蓄積されれば、更に違った展開の仕方があるのかも。
|まさに反転授業の原語《Flipped》的転換が、教員にもたらされるのかも!?

|「『反転』という訳はおとなしすぎる。『大どんでん返し』と訳さなきゃ♪
| (私立学校研究 (c) ホンマ ハヤト)
| http://pschool.cocolog-nifty.com/blog/2012/11/62-0c38.html

… … …

 結局、ICTはあれば便利ですが、ICTがあっても結局、生身の生徒に「勉強しよう」と思ってもらうために、教員は生徒へ心をくだき続ける必要性はなくならない、というアタリマエのことを忘れてはならない、と実感します。

 生徒のアンケートで「動画は分かりやすくていいのだが、動画の中の先生は質問に答えてくれない」というのがありました。

 ICTで理解に至った、というのはラッキーな事例で、本当は「実は少しわからないことがある」「あとすこし確認して、理解をより強めたい」というのが、生徒の“人間として”のアタリマエな欲求なのではないかと思います。

 それに、ICTコンテンツに不足している点があってもアタリマエだと常に意識して、それに対してできる限りきめ細やかに対応できる教員であることが、ICTを活用した教育のできる教員なのだろうと、今現在思っております。

=====

 なお「授業の様子を録画する」ことは、大したコストはかかりません

 私の場合、動画を録画できるデジカメに背の高くない三脚を付けて、一番前の席に設置し、録画できる範囲で授業をする、というだけです。たまに生徒に「カメラを右に動かして」と指示しますが、それ以外は、生徒も私も、既存の授業と同じスタイルでやっています。

 また多くの先生方が「自分の授業を録画するなんて恥ずかしい」と思われるのではないかと思いますが、動画をネットに上げて不特定多数に視聴させるのではない今回の私のケースは、結局普通の授業も動画の授業も同じもので、同じ生徒が見ることに変わりないのなら、恥ずかしいも何もない、ということに気付きました!!

(確かに、自分の授業を自分で見ることは、あまりないですよね(^^;)

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