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2012年11月4日 - 2012年11月10日の2件の記事

2012.11.06

教員のUstream発信は“安価で強力な武器(ツール)”

Img00745

 『ディベート』という、日本ではまだまだマイナーで誤解の多い競技の普及に取り組んでいます。
 東京など都会ですと、共にディベートに取り組んでいる人は多いのですが、東北・仙台ですと、ディベートの仲間を探すだけでも途方に暮れる、という状況ですweep

 それが、写真のような、身の回りの機材+さほど高価ではないPCパーツで、しかもスタッフは1人で十分で人件費もかからず、全国に発信し、現地に来れない方々と共に楽しめる、ということは、私にとっては相当貴いことです!

 今回『宮城ディベート“楽しみ隊”』の第33回例会に参加して下さった東北大学の板井さんの感想を、ぜひご覧ください。

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 ディベートだけではありません。
 今年の9月末に、本校の複数の有志教員で、大阪の実践を参考に、第1回の『デジタル教材勉強会inSENDAI』を開催しました。

 こちらもUstreamで配信して、「興味があるけど、その日は仙台まで来れない」という方々と共に学ぶことが出来ました。
 寄せられた感想です。

… … …
 昨日はどうもありがとうございました。大変興味深く拝見させていただきました。離れていても参加できるって、すごいですね。
 デジタル教科書でこんなこともできるのか~と感心することしきりでした。
 機械には疎いため、実践するまでかなりのハードルがありそうですが、これからも勉強させていただきたいと思っております。今回は自分にとってデジタル教材研究の第一歩でした。このような機会を設けてくださって本当にありがとうございました。
… … …

 距離が離れていても、開催の趣旨、そして、伝えたかったことが、伝わっています!
 主催する側として、ものすごい喜びです!

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 このUstream配信、実際には大したことをしているわけではありません。

 『USTREAM日本語サイトの使い方・ライブ配信マニュアル』のサイトを参考に、この夏までできなかったUstream配信が、私でもできたのです\(^o^)/

 今回の私の機器構成をご紹介します。

#(念のためにお伝えしますが、「これではなくてなならない」ということは全くありません)

要は「動画」と「音声」を同時に記録し、合成して、サーバにアップする。

●手元にあったデジタルカメラで動画撮影
 →『美男子の捕獲術 エントリーモデル』(1,750円)という、アナログ動画をデジタルにして、USBでPCへ入力

 □デジタルカメラで長時間配信するために、今回はACアダプターを購入しました。
  ですがここではACアダプターの価格を書きません。
  後日、解説します。

●マイク2本からの音声をアナログミキサー3,950円)で合成して出力
 →出力されたアナログ信号を『Sound BLASTER Easy Record』(2,200円)でデジタルにして、USBでPCへ入力

 ○なおその際、SHIYA製『NC-101A』という、ワイヤレスマイク(2,320円)を使っています。

◆USB2系統で入力された動画と音声を、『Ustream Producer』(無料版)で合成し、UstreamサーバへUP

… … …

 当然、Ustreamのアカウント取得は無料なので、かかった費用は

 1,750+3,950+2,200+2,32010,220円です!

※よく考えると、ワイヤレスマイクはなくてもOKですよねwink
*なお、アナログミキサーとワイヤレスはAmazonで購入した際に、送料がかかっていますcoldsweats01

 一昔前から比べたら、相当安いです!

 また、例えば「テレビ会議システム」などと比べたら、ワンウェイな発信ですけど、断然安いです!

 応用範囲も広く、教員にとって強力な武器(ツール)になりそうだ、と思って頂けたらな幸いですhappy01

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2012.11.05

ICTでの自由な学びと、学習の評価

 10/26(金)~27(土)、全国生涯学習ネットワークフォーラム2012のICT分科会へ参加して学んできました。

 様々な実践報告等がありましたが、最も納得したのは、下記のものです。

---(ICTを活用して得られた方向性)---

“ユニバーサルデザイン”
視覚的に分かりやすい一斉授業

個別学習支援システム『インタラクティブスタディ』
個に応じた補充と発展課題による完全習得

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 これですと、既存の授業を高めて、かつ欠点を解決するのだろう、というイメージが湧きました

 現在の学校制度、特に小・中・高校ではどうしても、一斉授業の枠組みを崩しにくいです。ですが、一斉授業では学習内容を生徒が一斉に分かるわけがないのです(理解するタイミングが生徒によってまちまち)
 そこで、個別学習に強いICTでの学習を組み合わせる、という実践事例は、なるほとと思いました。(更にそのICTの活用で、学校から帰ってからもその学びの続きができるとのこと。予習&宿題&復習の融合?)

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 一方で一緒に見学された大学の先生が、子ども達がICTならではの自由な学びをしているのに、教員側が、教員の持つ既存のフレームの枠内に納めてしまう授業になっている、という指摘をされて、私もはっとしました。

 2つ事例がありました。

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□小学校の社会
 「船が行き来することで宮城県と繋がっている場所を調べよう」という授業
 子ども達はGoogle Mapを使って、自由に調べ学習をして、「こんなところとも繋がっているのか!」と驚いている様子。
 ですが先生が「はい、まとめをしましょう」と言ったら、宮城県内のことでのまとめとなり、折角Google Mapの力で広がりを持った子どもたちの視野を狭めて授業が終わった

□中学の国語
 「ごんぎつね」の2つの版の違いを読み比べ、表現の違いによる読み手のイメージの違いについて考える授業(ソーシャルリーディング)。
 シャープ製JL-T100が全員に配れていて、まずは自分たちの印象を送信し、次に送られたクラス全員の意見を読む。
 生徒たちは「最初は~~と考えていたが、みんなの意見を読んでみて、……というように考えが変わりました。」との発表。
 確かに、担当の先生が「生徒の意見を聞いてワクワクしました」と思うほどの、短時間での成長。誘導発問をしなくても、誰かが良い気付きをする!
 ところが、上記の大学の先生からは「結局、考えが変わったとしても、当てられた生徒は「考えが変わりました」という意見を述べただけで、その表現の何が良くて読み手の表現を変えるに至ったのかが、深められていない。中途半端な展開になっている」との指摘。

#恐らく「私の最初の考えより、○○さんの考えのほうが良いと思いました。
#なぜならば~~」という発言があれば違ったのでしょう。
#更に、他の生徒が「いえ、その考えは良いとは思えませんでした。なぜならば
#~~」という意見の応酬があってこそ、その表現の違いを深めることができる
#のかもしれません。
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 …痛いところを突かれた気がしました(-_-;)
 その場では以下の3つのことを考えました。

●要するに、失敗をしている時間がない。失敗をする時間を認めてもらえない。 6・3・3の12年という限られた時間で、学習指導要領にある内容を、少なくとも学び終える必要がある。(できるだけ効率良く学んで「他のことにも時間を使いたい・使わせたい」というニーズは、様々にある。)

●ICTによって得られた自由な学びの成果を、教員は、どう評価するのか?(何を良いと考えるのか?良いと定めた方向性がまちまちでも許されるのか?

●ICTでの自由な学びが、進学にプラスになるのか?
(いくら「点数化しない評価が必要・重要だ」といっても、学校で学ぶ人数の枠組みを決める(=人数を制限する)入試では、客観的評価が必要でしょう…)

 結局のところ、現状の教員は、今まで経験してきた一斉授業での学びと客観的(最終的に点数化される)評価に慣れてきているので、そのフレーム(枠組み)を崩せずにいるのでしょう。(特に小→中→高校の学びのゴールのほとんどが「大学入試が点数で合否が決まる」ところに合わせる必要があるので…ICTを推進する大学の先生方は、自分たちの学校の入試制度を変えようと考えているのでしょうか?

 また、「教員養成課程で学んでいる学生は、大学でICTの活用する授業について学んでいない。現場に来て『これが電子黒板ですかぁ』とか言ったりしている」という指摘も、フォーラムではありました。

 これでは、日本の学びの形は、そう簡単には変わらないでしょうねぇ・・・

… … …

 ただ、「21世紀スキル」の教育と声高らかに、目指すべき改革の方向性を打ち出している理由は、下記の3つで、それは自分でも分かっているつもりなのです!

《正解を教えない教育》への転換

〔協働で気づかせる〕仕組みづくり

(誰かに教えてもらわなくても)【自ら動いてもらう】国民を育てる

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