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2012年10月28日 - 2012年11月3日の2件の記事

2012.11.03

中学生の英語ディベートの授業を見学して

 昨日、今日と仙台で行われている「第12回全国中高一貫教育研究大会兼第3回仙台二華中学校・高等学校公開授業研究会」に参加しております。

 本日は、英語の授業を見学してきました。しかもALL Englishの授業でビックリでした。(来年からは学習指導要領が新しくなって、高校もALL Englishの授業をする必要が…)
 教科外の授業を見学したのは、中学3年生の、英語でディベートをする、ということで、部の顧問として、NADE理事としての学びのためでした。

 本校の英語の先生と一緒に見学したのですが「中学生としては十分に英語に取り組めている!」という評価でした

 ディベートを扱った授業が3時間行われたうちの3時間目で、「いよいよディベートに取り組みましょう」という授業でした。

 授業の流れとしては

1.ディベートで使用頻度の高い表現を、ペアで交互に発話練習する
2.教員とALTが「模擬ディベート」を演じる

  ただし“悪い見本
  →ディベートの際に注意する点を気付かせる

※模擬ディベートの後で、ALTがアドバイスした点は4つ
1. Confidence のある話し方で
2. Control emotion
3. Please do not interrupt
4. Good reasons を添えて話そう

3.マイクロディベートを3回行う
(2人ずつ×3組が、肯定・否定・ジャッジを持ちまわる)

○はじめに、A better than B タイプの論題を2つ
 今回は「Watching soccer games is better than watching baseball games.」
    「Summer vacation is better for studentes than winter vacation.」

※私が、授業の前に中学生に伝えた方がいいと感じた、ディベート的観点

・授業のため、famous なA とBを選んでいると教員側が宣言する(←例えば1つめの論題でbasketballを出したい人もいるかもしれないが、として(^^;)
「BにはなくてAにある良さ(否定側はその逆)を出す」という立論の方向性を説明する
(反駁で「その良さはBにもあるよね」という反論を出せればB 側が有利)
ジャッジにはreasons同士を比較させる
 *今回の生徒たちは、聞き取れて理解し易かった方を勝ちにしているケースが多かった

☆最後に、should 論題を1つ
 今回は「We should start our school in September ,not in April.」

 *残念ながら時間切れ(^^;
 *価値論題を2回して慣れた後で政策論題を、という流れは、ディベートを心得た方の授業コーディネートではないかと拝察(^^;

-----

 授業を見学する前は「英語でディベートが出来る前に、母語(日本語)でディベート的な論理的思考ができる必用があるのでは?」と思ったのですが、本校の英語の先生が「むしろ『今まで習った単語と表現だけでディベートしよう』というスタンスのほうが、学習済みの内容の活用(基礎力の定着)に繋がる」と諭してくださりました!目からうろこです!

 ただ「中学生にゼロから始めて3時間で、ここまで英語でのディベートができるようにはならないだろう」という予想はその通りで、その前の段階で、習ったことを用いて自分の考えを発話する授業をいろいろと積み重ねての英語ディベートの授業、ということでした。

-----

 ディベート的な観点で気付いたことが2点ありました。

[1]
 ・中学生が「先生の指定したルール(質疑応答や反論が1分)では議論がかみ合わない」と言っていた
 ・私が先生に「何がGood reasonであるかということに関しては、中学生に指導しているのですか?」と質問したところ、「日本語ではGood reasonとは何か、をいろいろと考えさせることはできるだろうが、中学生英語であるので、それは特に指導させておらず、生徒に任せている」とのことでした。

⇒主張→反論→Free Discussionの流れの後にジャッジが判定を出すのですが、そのFree Discussionの際に

 「Our reason is better than theirs.Because ~

を、授業の最初で練習した“使用頻度の高い表現”に加え、議論のまとめも判定も《reasonが大事!Good reasonを出したほうが勝ち!だからGood reasonを考えよう&比較(及び判定)のために、ディベーターが言ったreasonをしっかり聞き取ろう》という軸をはっきりさせるのが、中学生でも英語でディベートに取り組めるコツなのかな、と思いました。

[2]
 ・ディベートの最中に、ディベーターが英語表現を思い浮かべることができない

仲間のディベーターが、口頭で教えることを認めるのがいいと思います。
 ただし、教えてもらった表現を、本人が英語で発話しなければ、判定に含めない、とすれば問題はないと思います。
 →授業中における「学び合いの場の“確保・保障”」ですよね(^^)
  *大学での英語ディベートの大会でも認められていますし、実際にそうしています(^^;

-----

 その他、陰での努力が生徒、教員の双方にあったとは思いますが、中学生に英語でディベートの授業が、上記工夫のもとで出来るのか!と思いました。

 「習った英語を使う(発話する)環境」としての英語の授業、というアイディアは、6年前にNADE北海道支部長から伺ってはおりましたが、「習った英語の範囲内でだからこそ、話す側も聞く側もわかる英語ディベート」というのは、ナイスアイディアだと思いました!

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2012.10.29

ローテクICT活用術~無理のない方がすぐにできる~

 本校の物理室には、LAN(情報コンセント)が敷設されているのですが、生徒が自由に使ってしまうのを防ぐため、LANの使用にはインテリジェントハブが必要です。
 そのため、教員用貸与PCを物理室での授業で活用するには、たくさんのケーブルを接続してようやく…ということが必要で、これではICT活用に慣れていない先生方は困る一方ですweep

 本校で中1の生物を担当されている常勤講師の年上の先生から「生物関係の動画を見せたい」とお願いされました。

 聞くところによると、授業に調度良いビデオは販売されておらず、ネットで探したら、「NHK for School」にあるとのこと。
 「DVDに落とせば、すぐに流せるのに…」とおっしゃるのですが、私も、その動画をどのようにしたらDVDに落とせるのか(&落としていいのか)が分からず…

 暫く考えたのですが、

  • 物理室の隣にある、物理地学教員室であれば、教員用貸与PCの利用に制限がない。
  • 物理室にはモニターがあり、ビデオやDVDならすぐに映せる

 ⇒物理地学教員室にあるPCから、アナログでビデオの入力端子に入力するだけで、手軽で簡単にICT活用授業ができる!

 結果は↓ですhappy01

Img00723
ビデオラックを近づけるだけcoldsweats01

Img00734
PCからのRGBケーブルで出力されたデジタル信号を、アナログ信号にする装置です。
1万円以下
ですよ!(今ではもっと安い機器が売っているはず…)

Img00735_3
ステレオミニジャック→ピンジャックのケーブルも、そう高価な物ではありませんwink

 そして、更にアナログ的な工夫が!

※以下、授業風景の撮影許可を得ております
Img00724_2
モニターがやや小さいので「見やすい前の方に移動しなさい」との先生からの指示が!

Img00725_2
これくらいの距離なら、よく見えますsmile

Img00732_2
今回、先生が見せたかったのは「シダが胞子を飛ばす様子」です
ミクロワールド 第21回「胞子を投げる シダの秘密」

 皆さんも一度、ダルビッシュのストレートのように、シダが胞子を投げる様子を、ご覧になってみて下さい(^-^)
 中学生たちの「おー!」っていう印象を抱くことを体感できるかと思いますhappy01

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