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2010年9月12日 - 2010年9月18日の1件の記事

2010.09.13

コツを掴めば英語でも日本語でも(reflect on 高校論題:8)

 「今の判定について解説してくださるのですか?」という、引率された先生の言葉が印象的でした。

 前回も書きましたが、東北予選の翌日、朝2番の新幹線で関東予選の見学に行きました。前回の啓明高校さんも、一生懸命に考え抜いた上にディベートをされていて、残念ながら負けてしまったことを感じ取り、フォローに伺ったのですが、次に見学した試合で負けてしまった宇都宮女子高校さんのところにも、別な理由があって「行かねば」と思ったのです。

 僕の中には3つも理由がありました。

  1. 確か第一反駁の生徒さんだったと思うのですが、スピーチ中の主張の前で、言葉に詰まるのです。それは出だしの短い発音で「あ、今、英語で話そうとしたのを飲み込んで、その英語の意味と同じ意味の日本語を探して言い直した」というのを察しました。
     そうそう、確か宇都宮女子高校さんは、『全国高校生英語ディベート大会』に出場していて、ベネッセチャンネルの『高校生が英語でディベート』にも出たことがあった、と思い出しました。
     
  2. その第一反駁さんは、否定側の第一反駁へ再反駁を丁寧に行なっていたのですが、否定側立論への反駁が僅かしかありませんでした。
     これも、英語ディベートの影響か?と思いました。
     ご存じない方もいるのかもしれませんが、英語ディベートのフォーマットにおける反駁は「Attack」と「Defence」とに分かれています。アタックは反駁、ディフェンスは再反駁です。僕の推測でしかないのですが、彼女は「Defence」担当で、ディベート甲子園フォーマットの肯定側第一反駁では、「Attack」と「Defence」の両方を4分の制限時間内でこなす必要があることに、あまり慣れていなかったのではないかと思ったのです。
     
  3. 第二反駁さんが、ある種“会心”の、“別な試合であったなら”適切だった議論のまとめをしたのですが、それはジャッジが採ってくれませんでした(0-3の敗北)
     そのことについては、主審が講評・判定の中で、間違いなく適切に述べて下さっていました
     しかしながら、ディベートに慣れていない方々は、その適切な講評・判定を聞いても、中々理解に至らないのです!(←仕方がないことだと思っています)。
     ですから、このままでは「なぜ負けたのか」に気づけずに、(日本語)ディベートに対する悪いイメージを抱いたまま、会場を去ることになることが懸念されたのです。

 前回同様、関東甲信越支部の関係者ではありませんが、NADE東北副支部長であることを明かして、「もしかしたらどうして負けたのかがよくわからずに、このままだとディベートが嫌いになっちゃうかもと思いまして…」と語りかけたのでした。
 その時の顧問の先生の言葉を最初に書きました。「あぁ、話しかけて良かった!」と、本当に思いました\(^^)/

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 啓明学園の皆さんと同じく、宇都宮女子高校の皆さんも、論題に対して一生懸命に考えて、また、ディベートについてもよく学んで試合に望んていることが感じられました。
 しかしながら啓明学園さんと同じく、ディベート甲子園ルールのディベートに慣れていなかったのかもしれません。
 フローを書いていなかったり、また議論に用いられた文言に注意深くなければ、肯定側の勝利と思ってもおかしくありません。
 また“会心の第二反駁”だったので、宇都宮女子高校さん側は、勝てたと思ったでしょう。
 ところが、ジャッジは肯定側のメリットと比較して、否定側のデメリットを大きいと受け取りました。

 そのギャップ、つまり上記3点目についての誤解を解くことが先かと思いました。

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