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2010年8月15日 - 2010年8月21日の3件の記事

2010.08.20

私見!(reflect on 高校論題:6)

 一連の記事ですが、読み手に何かが伝わるように、敢えて刺激的なタイトルを続けてきました。また今回、やや偏ったところで間が空いてしまいましたm(_ _)m

 ただ私達にとっては、論題に対して真摯に向き合い、学びを深めたプロセスを経たことに関しては、間違いなかったと評価しています。以前「知らずのディベーターは、危険だ!」という記事を書きましたので、まだご覧になっていない方は是非この機会に御覧下さい。

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 私にとっては今回の論題は2回目で、2003年当時は、末期癌の患者さんからお話を伺うまでは、議論の本質が掴めず、それでもなお、まるで暗闇に発砲して当たったのか当たらなかったのかすらよく分からないようなディベートをしていた感がありました。

 今回は少し、論点が見えてきた気がしています。
 自分なりに6点、説明します。

(1)現状に関して伝えるべきは「苦しい」ではなくて「困っている」ではないか?

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2010.08.17

現在の日本政府は、否定側!(reflect on 高校論題:5)

一番のデメリットは、学校で君たちのような高校生に、『日本では(ある条件が整ったら)安楽死ができるんだ』と教育されること

「この論題を高校生にやらせようとした人は誰?そういう大人たちこそまず、積極的安楽死についてのレクチャーを受けるべきだ」

「申し訳ないけど、君達からの質問は稚拙すぎて、今回は答えないことにする。先生からの質問も同様(に稚拙だ)

…と、今日は一体どうなるんだろう???という形で、訪問は始まりましたbearing

 ですが、話を聞き終わった頃には、納得するのですcoldsweats01

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http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/dl/s0521-11a.pdf
平成19年5月『終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン・解説編』
厚生労働省医政局・終末期医療の決定プロセスのあり方に関する検討会

④ 生命を短縮させる意図をもつ積極的安楽死は、本ガイドラインでは対象としない
*注7 疾患に伴う耐え難い苦痛は緩和ケアによって解決すべき課題です。積極的安楽死は判例その他で、きわめて限られた条件下で認めうる場合があるとされています。しかし、その前提には耐え難い肉体的苦痛が要件とされており、本ガイドラインでは、肉体的苦痛を緩和するケアの重要性を強調し、医療的な見地からは緩和ケアをいっそう充実させることが何よりも必要であるという立場をとっています。そのため、積極的安楽死とは何か、それが適法となる要件は何かという問題を、このガイドラインで明確にすることを目的としていません。
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 この検討会の場の議論から、積極的安楽死を外す方向付けをされた方は、仙台の方だったのです(^^;
http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/dl/s0521-11c.pdf

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2010.08.15

実際の積極的安楽死を見てからのディベートを…(reflect on 高校論題:4)

 日本ALS協会宮城県支部の窓口として、東北大学医学部医療管理学教室の伊藤道哉先生にアポイントを取り、生徒からの質問を予めFAXをしてから、伺いました。

 聞くと伊藤先生も丁度昨年、大学での基礎ゼミの一環で、積極的安楽死のディベートをなさっているということでした。ディベートに理解を示して下さった上での応対をして下さりました。
 質問にも真摯に応えて頂き、私達の理解は深まりました。

 ですが、私達の想像を超えた対応が、一つありました。

 「皆さんは、実際の積極的安楽死を見たことはありませんよね?」

 そりゃ、現在では積極的安楽死など認められていませんしね!

 そこで、一本のビデオが渡されました。

 実は過去に一度、オランダで積極的安楽死を取材したドキュメンタリー番組「依頼された死」を、TBSの『スペースJ』という番組で放映したことがあるのです。
#参考 → http://www.arsvi.com/d/et-ned.htm

 「あなた達は積極的安楽死についてディベートをしますが、実際には、このビデオに収められた積極的安楽死をする、という提案をしていることになるのです。その実際の積極的安楽死がいかなるものか、知っているのと知らないとでは違うでしょう。

 ただし、生徒に見せる前に、このビデオを生徒に見せて良いのか否か、先に先生が見てから、判断をして下さい

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