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2010年8月1日 - 2010年8月7日の1件の記事

2010.08.06

恐らく「不適切な引用」…ですよね?

今更ながら、証拠資料の原本に当たる作業をしました。

東北学院大学には夜間部があるので、図書館も遅くまで開いています。部活が終わってから行っても間に合います。学院中高の教員なので、自分の身分証明書で、大学の図書館も利用できます。有り難い限りです。

高校生が使っていた資料は、下記の通り。
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http://bioethics.fc2web.com/euthanasia_2005_ver_1.doc
宮川俊行著東京大学出版会発行『安楽死の論理と倫理』
Q) 安楽死を承知するとか依頼するとかいう表示をしたとしても、これが周囲の心理的圧力によるとか、気兼ねに基づく場合も十分有り得るだろう。(omit) 外部に理解できるような形で明確に意向が表明されたとしても、それがどの程度まで当人の人格の根本から出たものかが問題になりうる。あまりの身体的苦痛に耐えかねて「早く死にたい」「殺してくれ」「死んでもかまわぬ、痛みをとめてくれ」と言うときも、「死のほうがまだマシなほど、私は苦しい、何とかこの苦しみから助け出してほしい」と願っているにすぎず、その要求がこういう表現をとっただけで、「死」を望んでいるわけでもないということもあり得る。(UQ
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検索したところ、『安楽死の論理と倫理』、中央図書館の閉架にありました。

…で「何ページさ???」という感じだったのですが、目次を見ながら目星をつけて目を通してみると、…ない…別な箇所?…ない…・・・と繰り返して、見つけました!

#やっぱりページ数は書いていて欲しいところです!

 するとですね!!!

 「安楽死を承知するとか~ありうるだろう。」が、p.182の15行目から
 「外部に理解できるような形で~なりうる。」が、p.182の 5行目から
 続きに【まず言葉だけでなく、その真意が何であるかをよく分析してかかる必要がある。例えば、】という記述があるのが上述の引用には抜けている
 「あまりの身体的苦痛に耐えかねて~「死」を望んでいるわけでも【安楽死を依頼しているわけでも】ないということも【十分】ありうる。」が、p.182の8行目から…なのに、何故か途中が抜けている

という、「そのまま抜き出して引用したわけではないのかよ!」と驚きの結末が!!

 ・・・「(omit)って何?」と調べてみると『省略』ということらしいのですが、省略って、戻っていいの?と…そんな訳がないだろうと(-_-;)

 「同じページだから、『元の文意を変える』ようなことになっていません」といったアピールが、ジャッジに通じる…わけないですよね?
 また、上記の資料を『原典の文面をそのまま引用』したと言っても…元の文面を並べ替えた文章ですから、やっぱりまずいですよね?

 上記URLの資料は、最初に「文責:~~」と、作成された方の名前が入っているのですが・・・外部の方から責められたりしなかったのでしょうか?

 ・・・と、ビックリたまげたという報告をさせていただきます。
   (というか、原典通りの方がむしろ強い資料に思える程でして…)

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