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2009.10.28

教え(teach & study)と支援(coach & learn)

 池田先生のBlogから、貴重なタイミングで、教えを頂戴しました

 また池田先生は、2005年の段階で、指導の在り方に関する仮説を立てておられるのでした。

 今が2009年、4年も気付かずにいたのかと思うが、きっかけがなければ何かを理解することは難しいものだと、身の回りを観察したり、自分を反省したりしながら思うわけです。

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 ディベートの指導に関しては、「演劇主義」と呼ばれるものが批判の対象になっています。
 (具体的にはこちらをご覧下さい)

 では批判されないもの、つまり「演劇主義“ではない”」ディベート指導、とは、最終的には、自分で議論を考え、原稿等も自分の意思で自らが作成するように指導することかと思われます。

 今回、うちの高校生が、新人の中学1年生の2人を、この望ましい方向で指導していました。

 結論として、部員が1人、辞めました。

 最終的に分かったのは、辞めた部員は、本来別な夢を持っていて、その方向で歩みを始める下地が整ったということなので、最終的には円満な退部となったのですが、そこに至る途中で、双方のわだかまりを解くまでは、正直、焦りました。

 というのは、やはり、今の私たちの部活動では、新人に対して、ディベートを適切に指導できない、という現実を付きつけられた形になったからです。

 もう片方の1人が、部に残ってくれたことが、本当に有り難いことでした。

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 事の要因は、シンプルです。
 指導する側も、指導される側も、一生懸命だったので、双方に非がないと言えるのですが、残念ながら、互いに未熟だったことが要因だった、と思っております。

 教育では「発達段階を考慮する」ということがとても重要であることを、更に痛感したのです。

 今回は、本校OBと、「首都機能移転」についてディベートをして、後輩たちの経験を積もう、というものだったのですが、そもそも中学生に予備知識や判断能力が不足していれば「自分で考えろ」「自分の意見を出せ」と言っても、所詮無理なんです。

 教育的な視点を持っていれば、「では別な方法を」となるのですが、指導する側もまだ高校生ですから、自分の経験を元に「ディベートでは自分で考えないとダメなんだぞ!」と指摘するわけです。
 頑張っても考えが浮かばない中学1年生は行き詰るわけです。
 ディベートに取り組む意欲は一気に失せて、部活が辛いと…。

 はたから見て可哀想でした。他の部員も「想定していた幾つかの結果のうち、最も悪いものに至ってしまいましたねぇ」という感想でした。

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 かといって、他の部員も、「ディベート自体が嫌いでないなら、別な方法は幾つもありますよねぇ」と、アイディアはあるのです。

 それを、適切に繰り出せるのが、「教育的配慮」というものです。

 池田先生の理論では、指導の対象の様子を適切に把握し、教え(teach & study)て訓練をさせることと、自発的な要請に応じて支援(coach & learn)して伸ばすことを使い分け、学習者が混乱なく学びを深めて成長させることの必要性を、モデルで示して下さってます。

 それを「ディベートの指導」で確立するに至っていないと、私は思っています。

 「演劇主義」批判については、趣旨は理解できるのですが、残念ながらまだ一方的な見解であり、教育現場からは「そうは言ってもねぇ」という受け取りしかされていないのではないかと思われます。
 それは「批判が成功していない」状態と判断します。

 特に小中学生のような、発達段階を考慮する必要のある児童・生徒を対象とした、望ましい「ディベートの指導法」を確立させなくてはならないのかな、と思います。

 僕も今までのノウハウをいったん整理し、体系的なディベート指導法の提示を一回する時期なのだろうと思っているんです。時間とエネルギーをその方向に割きたいところです。

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