« 2008年2月17日 - 2008年2月23日 | トップページ | 2008年3月2日 - 2008年3月8日 »

2008年2月24日 - 2008年3月1日の2件の記事

2008.03.01

何も知らない最初、そして、段階を踏んで“量”へ

 論題を発表された日は、学年末試験一週間前の、いわゆる“部活は試験休み”でした。
 ですが、その日でなければ出来ないことを確実に伝えるため、部員には集合してもらいました。

 まずは中学部員に対して。

  • '07北海道・東北【共通論題】とほぼ一緒なので、慌てる必要はない。
    だから、今は来週の試験に向けて勉強を頑張るように!
    ただ、論題の範囲が「高校生以下」から「中学生以下」に変わったことを侮ってはいけない。でもそのことは、試験が終わってからじっくりと考えよう!
  • 中学生にも高校論題に取り組んでもらう
    2つの論題に取り組むことで、多角的に考えるヒントを得よう。
    また、高校生チームの練習相手になってもらうこともあるよ。

 ということで、中学生にも、高校論題に対する第一印象を聞きました。

 さて、高校生に対してなのですが、

  • 高校生にも中学論題に取り組んでもらう。中学生の練習相手になってくれ。
    (まあ、今までも一緒に、【共通論題】という形で取り組んでますので)
  • 下記の要領で第一印象を書きなさい。
    ・(論題に対して)個人的には肯定か、否定か?
    ・上記のように考える理由・根拠は?
    ・自分と反対意見の人は、どのような理由で反対の理由に至っていると“想定される”か?
  • 逸る気持ちは分かるが、来週の学年末試験への対策を頑張るように!
  • ディベートの準備は、試験が終わって落ち着いてから、じっくりと、論題に関して検討を加えることから始めよう。

 まず、第一印象を書いてもらうことを最優先させました。
 何せ、他から情報を得てしまっては、“第一印象ではない印象”になってしまいますから(^_^;)

 その中で気がついたことが2つあります。

1.そもそも『派遣』という労働形態を知らない。

 分かります(^_^;)
 僕はこの論題には、「高校生のみなさんには、現状の日本の社会で働くとはどういうことなのかを考えて欲しい」というねらいがあるんだろうと思っています。
 これは、これから社会を担う高校生にとって必要かつ重要な教育的意義だと思っています。

2.『派遣労働者』に対して誤ったイメージを持ちやすい。

 「ネットで早速調べたら(図書館に生徒が使えるPCがあるので)、『ハケン』は『フリーター』に等しいとありましたよ」と言ってきた部員がいて、「本当か?」と思って早速、労働者派遣法を調べました。付帯文に「労働者派遣の定義は現行の労働者派遣法に従う。」とありますから、当然定義をチェックすべきです。
 すると、『派遣労働者』や『フリーター』のほかにも『パート労働者』や『アルバイト』など…混同しないように気を付けた方がいいかな、と思いました。

-----

 ということで「現状には『派遣労働』という労働形態がある」ことと「『派遣労働者の定義』をきちんと確認しよう」と訴えて、「その上で資料を読みなさい」と、ひとまず『日本の論点'08』の該当部分のコピーを渡しました。

 今年は、リサーチに急ぐ前に、まずは論題と向き合い、じっくり考えさせて、ジャッジに何を伝えるべきかを考えさせて、問題意識を持った状態にしてから、資料を探させたいと思います。

 リサーチは“量”だと思うのですが、そこに到達させるためには、一人一人の“発達段階”に応じたアプローチが必要なのかな、と、ちょっと教育的観点から考えていました。顧問として、指導者として、教員として、今年の論題に取り組む所存です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008.02.28

約束通りオープンに【'08ディベート甲子園】

 全国各地のディベーターの皆さんへ。
 今日からスイッチが入ったように、慌ただしく活動を活発化させたのではありませんか(^^)?

 さて私ですが、約束通り、今年の論題への取り組みを、可能な範囲でオープンにしたいと思います。

 各地でディベートに取り組む際、また「一緒にディベートに取り組みましょう」と誘いをかける際にご活用して頂けたら幸いです。

 例えば参加校の増加のために、スタートパック等を作成するのであれば、こうしたオープンな取り組みを参考・活用して下されば、手間が省けていいと思うのです(^^)

 ・・・ただ、証拠資料等は、原典を確認するなど、ディベーターとしてのマナーは守った上での活用を心掛けて下さいm(_ _)m

 中学論題は『携帯電話の禁止』・・・十分にオープンに進めています
 証拠資料にディベートシナリオ、どうぞご活用下さい(^^)/
 ただし、論題の範囲が「高校生以下」から「中学生以下」に変わっていること、また障害のある人の携帯使用が認められていることなどの変更は見逃せません。今一度議論を再構築する作業をしたいと思います。

 高校論題の『労働者派遣の禁止』・・・新論題ですね(^^)
 証拠資料等がたくさんあるように思われます。
 ただ、労働者派遣法をチェックするなど、議論の範囲を見定める作業を丁寧に行う必要があると思われます。

-----

 今年の論題は、どちらもディベータブル(肯定・否定の双方に一理ある)だと思います。皆さん、今年も共々に、熱くディベートに取り組みましょう(^^)/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年2月17日 - 2008年2月23日 | トップページ | 2008年3月2日 - 2008年3月8日 »