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2008年2月17日 - 2008年2月23日の4件の記事

2008.02.23

初めて です。

 何度も何度も、生徒をディベートの大会に引率してきましたが、引率者として初めて、生徒が優勝してくれる、という経験ができました。
 石巻市のローカルな大会ではありますが、昨年も書いたとおり、ありとあらゆる大会で「優勝」というものを経験したことがなかったのです。諸先輩が達成できなかったことを、中学1年生コンビが成し遂げたんだなぁ、としみじみ思います。

 さて、昨年書いた記事、そしてそれ以降の部の取り組みを読み直してみると、つい最近まで困難に感じていたことが綴られてるなぁ、と思いました。
 比較して現状をまとめてみますと、

  • 「顧問からの自立の兆し」→つい先日までは「兆し」のままだったと思いますが、そろそろ自立できそうな気がします。練習方法の改善や「担当OBに任せる」方式など、僕自身も自立を促す指導ができるようになったからかもしれません。
     
  • 「否定側で勝てない」→今回は肯定・否定の両方で勝てました。しかし、完全な勝利ではなかったようなので、特に否定側に立った時に相手の議論をどう評価して欲しいかをジャッジに伝えることに雑な点があったようなので、当然、今後に向けて改善してほしいとは思います。(中1の二人に対する要求としては高すぎる?いや、今後のために必要な要求、でしょうか)
    また、僕も他校のジャッジをしていて、「否定側で勝つには」ということを考えさせられました。私見なのですが、(誰が見ても明らかに存在する)現状の問題点の改善を訴え、更に肯定側第二反駁が最後に残っている肯定側に、きちんと勝つためには、ジャッジへ説明する順番に工夫が必要なのかな、と。つまり、現状を維持すべき理由をストーリーとして説明できる必要があるのかな、と。そのためにどのような試合展開をするのかがミソなのかな、と思うわけです。
    各論点への反駁など、ついついばらばらになりがちな議論という素材を、きちんと関連付け、それを質疑→立論→1反→2反と連携させて、繋がりのある主張に仕立てるわけです。
    聞き手はやっぱり“順を追って説明してもらう”方が、分かりやすいでしょうから。

 さて、まだ試験休みではありませんが、再来週から始まる学年末試験を見据えて、部活は少しお休みです。
 尤も、論題が発表されちゃうと…(^_^;)

 今のうちに勉強を進めておいてくれ~ >部員

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2008.02.20

このディベート授業は辛かろう…

 先ほど紹介したBlog検索で見つけた、ディベート授業の記事を紹介します。

論題:「アメリカの日本への原爆投下はしょうがなかった。」

 をいをい、“しょうがない”って、何???

 これって、「いじめられるのはいじめられる側にも原因があるから、しょうがない」というようなニュアンスでのディベートになりそうだなぁ。事実そんな感じで、肯定側の人がとてもかわいそうに思えた記事でした!

 ・・・忙しくてもBlogで皆さんに訴えたい記事を書くエネルギーは“怒り”であるケースが多くて(^^ゞ

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 同じテーマを扱った論題でも、「原爆投下は第二次世界大戦の終結を早めた。是か非か」であれば、事実か否かだけが争点になるので、歴史の調べ学習としては少しニュアンスの違ったディベートになってまだましだと思います。

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まずはディベートを理解してくれれば…

 先日の17日(日)は、石巻市立青葉中学校で、第10回石巻市中学生ディベート大会の練習試合会(『宮城ディベート“楽しみ隊”』2月例会を兼ねさせてもらって…)を行いました。

 本校のほか、門脇中学校+青葉中学校の連合チーム、そして住吉中学校との3チームで、三角対戦を行いました。

 最初は、肯定側:住吉中学校 vs 否定側:門脇中学校+青葉中学校の連合チームでした。僕のほか、本校の高校ディベート部員2名がジャッジをして、僕が講評・判定を伝えました。勝ったのは0-3で否定側。門脇中学校のメンバーも青葉中学校のメンバーも、昨年『宮城ディベート“楽しみ隊”』の例会に参加してくれて、ディベートのコツを捉えているのか、急に連合チームを組んでもうまく連携できていたのでした。

 ところが、はじめて対外試合をした住吉中のメンバーが、泣いている(^_^;)
 あらあら、僕の講評、全く厳しい指摘をしたつもりはないんだけどなぁ。

 次の試合を行っている学院の中学生のスピーチを聞いて「石巻に来ないで仙台でやってて下さいよ~」と、すっかり自信のない様子(^_^;)(ちなみに、仙台では対戦相手がいないんですよ~(T_T))

 そこで、僕が住吉中学校の席に座って、解説などを加えました。
 「フローシートなんて、ジャッジも大した量を書いていないんだよ」「自分が読める程度の文字でいいんだよ。ほら、僕のフロー、読めないでしょ(^_^;)」という感じで、まずは試合を記録してもらうことを優先して指導しました。

 さて、試合後、このように言いました。

 「フローシートに書き残した議論“だけ”を読み直して、2分間で、『双方の議論を振り返ると、私は~~の部分に納得したので、~~と述べた○○側の勝ちとします』といいう形で意見をまとめてみてください。」
 「なお、ディベートには引き分けはありません(理由も告げる)。ですから、必ずどちらかを勝ちにして下さい。」
 「ちなみに、“学院が言ったから”といった理由で判定してはだめです。あくまで書き残した内容に納得して判定してください。」
 「納得できる内容が複数ある場合は、一番納得する理由を述べた側を勝ちにして下さい。」

 2分後、肯定側はグー、否定側はパーを出してもらう形で、判定。
 6人いて、2-4で否定側(学院側)の勝ちでした。

 さて、ここからです。
 「まずは、少数派だった2人の人は、議論のどこに納得して、肯定側を勝ちにしたのですか?」
 …それぞれが、納得した部分を述べました。
 「次に多数派だった4人の人、同様に述べて下さい」
 …それぞれ述べました。一人だけ「全体的に否定側が上回ってたと思う」と言った生徒がいたのですが、「どこの議論がポイントとなって、全体的に上回っていると思った?」と聞くと、ちゃんと答えました。

 そこで言いました。
 「ディベートの勝敗に、正解はない」
 「そもそも、肯定側にも否定側にも、どちらにも“一理ある”ものが論題として選ばれている」
 「今回、肯定側と否定側、それぞれの“一理ある”内容を言ってくれた。それを試合の時に、ジャッジに上手に伝えて、複数人いるジャッジの多数派が、その伝えた内容に納得してもらう、というのがディベートっていう競技なんだよ。だから、ジャッジに納得してもらう内容をうまく伝えるためにどうしたらいいのか、それを学校に戻って準備してきてね。上手に伝えるために、立論、質疑、第1反駁、第2反駁と、それぞれの役割を果たすようにスピーチするのが勝つためのコツだからね。」

 ここまで言ってようやく、ディベートとはいかなる競技で、試合に向けて今何をすべきか、気づいてくれたみたいです。「学校に帰ってリサーチしよう」「二つに分かれて練習試合をしよう」などの声が自発的に挙がってきました。

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 さて、金曜日はどのような結果になるでしょうか。
 当然、うちの中学生部員も、試合に向けて頑張ってくれるでしょう。

 全国の論題発表前に、真剣にディベートに取り組むこと、そして、自分たちの議論をどのようにして向上させるかの経験を積むことは、良いことだと思っています。

 彼らの成長に繋がる経験になりますように。

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2008.02.19

ディベートの記事は実はたくさん!

 僕の想像以上に、「ディベート」という言葉をBlogの記事に使ってくれているんだなということが分かりました。

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 本校においてのPCの貸与制度が成立し、業務で使うマシンがVistaのノートとなりました。
 あらかじめ決まったアプリケーション以外は、申請してインストールする形になります。幾つかのソフトをインストールし、使い勝手を向上させた結果、比較的ストレスなく使えるマシンになっています(^^)

 更に、Vistaの機能を活用しようと試したのが、「ガジェット」の一つで『フィードヘッドライン』です。
 まぁ、RSSリーダーですよね(^_^;)
 ただ、ワンクリックで、気になったタイトルの記事の概要が表示されるという手軽さはGood!!だと思いました。

 そこで登録したのが、GooのBlog検索の結果です。
 『ディベート』をキーワードに検索した結果をRSS発信してくれるので、これを『フィード』の購読に登録するのです。
 これは以前、S水先生がBlogで教えてくれたのを思い出してのことでした。

 すると、実は世の中では、僕の想像以上に、ディベートの記事が方々のBlogに書かれていることが分かります!ちょっと嬉しかったです。

 ですが残念ながら、下記のような傾向もあることがわかりました。

1.「ディベート」と「ディスカッション」とが、明確に区別されることなく「ディベート」という用語が使われている。
 
流行語を使ってちょっとカッコイイ記事、という雰囲気を醸し出す感じで「ディベート」という用語が使われている感じがするなぁ…。

2.ディベートとは、相手を議論でやりこめるものだという誤解が多い。
 正直、悲しいです。何とかなりませんか?>関係者

3.学校現場で行われているディベートの論題の選ばれ方が酷い。
 「AorB」型の論題ならまだしも、「その論題では可哀そうだ」…そして実際に「ディベートして辛かった」とコメントしている記事も…。
 正直、ものすごく悲しいです。何とかしようと思いませんか?>教育ディベート関係者

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 ただ、ディベートについて前向きに発信しているBlogも多くあることがわかりましたので(^^)、『Debateフィードバック掲示板』と『Debater's Icebreaking Room』を活用して「こんな記事がありましたよ~」という情報を発信してみようと思いました。

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