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2006年11月26日 - 2006年12月2日の3件の記事

2006.12.01

国語の研究大会で、ディベートを用いた研修を

 もう1ヶ月も前の事になってしまいましたが、10月31日(火)に角田市の角田中学校で、宮城県連合中学校教育研究会・国語部会主催による『第45回宮城県中学校国語教育研究大会大河原大会』が行なわれました。

 僕は理科の教員なのですが、そこでディベートを用いた研修を行なうということで、ジャッジとして参加しました。
 ついでに、国語の研究授業を見学させて頂きました。
 他教科の授業を見学する機会はめったにありませんので、『走れメロス』を題材にしたパネルディスカッションの授業は、新鮮でした。こういった機会に学ばせて頂いた授業のコツを、自分の授業にも活かしてみたいと思いました。
 また、本校(東北学院中高)に近い公立中学校で、選択国語として、ディベート、そして『ディベカッション』の授業を実践されている先生の発表を聞きました。内容も立派だったのみならず、パワーポイントのプレゼンがかっこよかったです。

 そして、いよいよ、ディベートを用いた研修となりました。

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 東北のディベーターを結ぶメーリングリスト(ML)東北ディベートネットワーク」に、三浦二三夫先生から、ディベートを用いてどのような研修を行なうか、そしてどのような論題を設定すれば良いのか、という相談が来ました。

 この場合、もちろん参加して下さる方々にディベートについて知って頂くのも大切な目的なのですが、同時に国語の先生方にディベートを通して、国語科の課題について考えて頂くきっかけを提供することも大切だと考えました。まさに「ディベート“を”学ぶ」のと同時に「ディベート“で”学ぶ」一石二鳥を考えるわけです。

 ただ、教科の違う私が、国語科の課題について詳しいはずがなく、三浦先生に幾つかの論題案を提示してもらってから考えました。
 その中でも、“でぃべーたぶる”な(debatable:肯定・否定の双方に一理ある)論題を選ぶ必要があることは言うまでもありません。

 最終的には、三浦二三夫先生と夕食を共にしながら、論題を練り上げました。
 以下、MLへの報告より引用します。

----- ↓ 以下、引用 ↓ -----

 昨日、三浦二三夫先生とお会いして、夕食を共にしました。
 非常に有意義な時間を過ごすことができました。

 その中で、標記の件、進展がありましたので、忘れないようにMLに流します。

> 4 グラフや表の読み取りは読解力として扱うべきである
> 5 国語科教育は文学教材の読解中心の指導に戻るべきである。(あるいは逆の立場から)

 三浦二三夫先生から資料等を頂戴して、勉強させて頂きました。

#その中には、『中等教育資料』H18.4月号にお書きになった、松本茂先生の資
#料『「読解力」の育成を目指すためには』がありました。
(中略)

 ということで、下記の論題がバランスが良いのではないかということになりました。

『日本の国語の教科書には、PISA型読解力の教材を大幅に増やすべきである。是か非か』
 更にプランには「PISA型読解力の教材を増やすために、長編の文学教材を減らす」を“わざと”入れるのが良いということになりました。

 現行の教科書は、漱石・鴎外作品が復活した、という状態です。国語の先生方は歓迎の様子です。それを敢えて「再び減らす」ことを入れて、漱石・鴎外作品の良さ(現状を維持する意義)を対立軸に置いたディベートをするのはどうか、ということです。

 国語の先生方にとっては、肯定も否定も一理ある、ディベータブルな議論として聞いて頂けるような気がしました。

----- ↑ ここまで ↑ -----

 つまり、ディベータブルと思われる2つの論題を、片方をメインの論題、もう片方を付帯文にすることで合成し、肯定・否定の対立軸がはっきりするような論題にしてみたのです(^^)

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 ディベートを用いた研修の時間になってようやく、会場に池田修先生が登場しました(^^)

 実は三浦二三夫先生より、ジャッジとして、大学の先生をお招きしたいという依頼がありました。支部長の江間先生も、今年より東北福祉大にお勤めの上條先生も、都合がつかないということが早い段階で分かっていました。
 何と京都から池田先生がお越し下さるとは、話を伺ったとき、ビックリでした!

 でも、共にジャッジができるのはめったにありませんので、嬉しかったです。
 …めったにない=全国大会は引率者で参加する、という強い希望が含まれています(^^;

 しかしいざ、ジャッジをしてみると・・・マイナージャッジは嫌だなあとか、池田先生と判定が違っていたらどうしようとか思っちゃったり(^^;

 でも、試合を聞いて(この時僕のジャッジスタイルは「Tabula Rasa」なんだなあと、強く思ったのでした)、フローに残ったことだけで判定を…真に「PISA or 長編文学」の比較に答えを出せませんが、今回のディベートによって聞かせて頂いたことだけを元に判定を出しました。3-0で肯定側でした。

 で、ここで池田先生が、講評をしている中で、また素晴らしい方法を実践されるのです。

 「会場の皆さん、肯定側が勝ったと思ったら“パー”を、否定側が勝ったと思ったら“グー”を出して下さい。」

 をを!

 私は夏まで「肯定側が勝ったと思った人、手をあげて下さい」という聞き方をしていたのですが、当然、心の中では否定側でも、周りに流されて手をあげてしまう人がいるかもしれません
 ところが池田先生の方法は、「全員が一斉に上げる」ので、上記の懸念がありません
 かつ…その後で…「ではグーの方は手を下ろして下さい」
 …すると、肯定と否定で、どちらが多いのかはっきりします

 このオーディエンス判定の確認方法は、頂きです!!

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 池田先生と、本校OBのもう一人とで、私達夫婦がよく行くお店で夕食を共にしました。そこでも様々なお話を伺うことができ、有意義でした。
 美味しいお酒を飲みながらも、池田先生の話をメモする僕…だって、貴重なお話は絶対に忘れたくないのですよ(^^;

 その中で、この、判定の話になりました。

 「ジャッジの判定は3-0だったけど、聴衆は肯定・否定のどちらの意見にも納得しているだろうと思って、確認したんですよ。案の定、会場は半々でした。つまり、論題が適切だったということです。名越さんが(論題策定に関して)いい仕事をした、ということですよ。

 池田先生、痛み入りますm(_ _)m

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2006.11.28

06.11.28 プレパ(準備)のできる部員になれ!

 『ディベートは準備が7割~8割』と言われています。
 逆に考えると、7割~8割ものウエイトを占める準備ができなければ、試合に勝てる訳がないですよね。

 更に逆に考えて、勝てるディベートを目指すには、準備(通称“プレパ”=「preparation」の略)をしっかりしよう、という、当り前の結論に至ります。

 来年、再び全国=ディベート甲子園の論題が発表されるまでの間に、中3の2名、高1の1名の計3名のメンバーには、自分一人でどんどんとリサーチが出来る力を身につけて欲しいと思っております。
 …今年の3年生は、2つ上の先輩(現在大学2年)たちと比べて、リサーチ力が弱かったですから。

 教育ディベートで培われる能力の一つに『責任感』があると、前の書き込みで書いた通りです。
 自分で責任をもって調べた内容を、責任をもってジャッジに伝えることが大事です。
 どんなことを質問されても、責任をもって答えられるくらいの立論を作れるようになりましょう。
 そのためにも、チームの責任を果たせるくらいのリサーチをして欲しいです。

 “責任”を明確化するために、チームで「やろう」と決めたことを、紙に書いてもらいました。

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11/30(木曜日)(予定)

  1. 図書館から本を3冊ずつ借りてくる
  2. 本担当2人、ネット担当1人でローテーションをしながらリサーチ作業

  =>証拠資料あさり

12/5(火曜日)
(高校生)…主にネットで立論、証拠資料調べ
(中学生=修学旅行の代休)…立論作成、論点のピックアップ、(質疑ネタ)、リンクマップ作成
 →12/7(木曜日)まで立論完成
 →その後反駁資料あさり

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 予定通りに作業が進まない場合もあるでしょう。
 でも大事なのは、部員のみんなで「これをやろう」と決めることです。
 決めたら、「やろう」という気持ちをもって、実際に行動してみることです。

 一歩を踏み出して下さい。

 年末に交流研集会が行われることがモチベーションになっているようで有り難いです。(北海道・東北【共通論題】『裁判員制度の是非』での試合が組まれます)

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 『勝てるディベート』を目指せ、と堂々と指導しました。
 ・・・有り難い。もう“勝利至上主義”との違いを説明する必要がない。そのように誤解される懸念がなくなりました。

「会津高校のFFコンビのようなディベートを目指しなさい。」
「試合の終わった後で、ジャッジにも観客にも感動してもらえるようなディベートをしよう」
「しっかりとしたリサーチをすることは、家を立てる土台を強固にするようなものだ」
「しっかりとしたリサーチに立脚したディベートをして、複数人いるジャッジの全員を納得させよう!」

 ラバーズS藤君が現在も一緒に部活に取り組んでいて「(リサーチ不足なのに立論を一生懸命考えてディベートをするのは)中国雑技団ような自転車の上に、多くの人が乗っていて危なっかしいようなイメージだね」と言って、後輩達が「それは分かりやすい」と言っていました。

 ただよく考えると、“自転車1台”に着目すると不安定に見えますが、中国雑技団の方は、ものすごい訓練を積むことで、たとえ二輪の自転車であっても強固な土台と同じ状態を作り上げているのですよ。ですから実は、ものすごくリサーチをしているようなものだと考えることができます。
 「どこに力を入れるかですね~」とS藤君は言っていました。

 本当に有り難いことに、模範的なディベーターと、間近に接することができたうちの中3・高1のメンバーは、方向性を間違わずに、望ましい『強いディベート』へと、舵を定めたような気がします。

 勝てるようになるには遠い道のりかもしれませんが…少人数であっても、
  応援のし甲斐のある部員たちが与えられて、顧問として素直に嬉しいです。

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2006.11.26

ニッポン、チャチャチャ!の初体験

 子どもの頃から全日本バレーの中継をよく応援していました。
 男子で言うと三橋栄三郎さんとか上手だったのですよ。知っている人います?

Nippon ということで今日、仙台市体育館で、世界バレーを見てきました。

 2セット取られてからの逆転勝利。24年ぶりのベスト8!
 いや、凄かった。選手は頑張った!植田監督の男泣き、分かる!

 夫婦で見に行きました。
 勝ち試合でよかった(^^)

 モー娘も比較的近くで生で見れて、思い出になったかな(^^)

 

今日のベガルタは引き分けでしたが…(^^;
 1点取ってよく追いついた!>菅井エライ!&その前のリャンのヒールパス、Good Job!

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