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2006年8月20日 - 2006年8月26日の10件の記事

2006.08.26

Skypeでディベート、実験近し!

 いよいよネットワーク上で、音声でのディベートが展開されるのかも、と思ってしまいました。
 昨日、Skypeを用いた初通信を、自宅宛の妻(一般電話へお試し5分間無料が付くんです)、北海道の岡山先生、関東甲信越支部のふるさんと成功させました(^^)
 いやあ、すごくクリアに相手の声が聞こえます。すごいすごい。

 さて、Skypeを用いたディベートをするには、Skypeの『会議通話』機能を使う必要があります。岡山先生も1対1の通話しかしたことがないとのことでした。
 そこで岡山先生に「では会議通話をいつ試しますか?」と聞いたところ・・・二人の予定が合わない(^^; 私も学校が始まって、夜の帰る時間が遅いなど…。

 今日北海道で、ディベートアゴラの例会があるようですので、日程調整をしてくれるはずです。

 また、『会議通話』を試した後、いよいよ実際にディベートを実験してみよう、という話になっています。
 記念すべき最初の論題は、今年度の北海道・東北【共通論題】の『裁判員制度』に決まりました!
 ディベートアゴラのページに、肯定・否定の両立論と、証拠資料があります(第9回のものです)。

 また、外部の方々にディベートの様子をお伝えできるように、Skypeの通話を録音できるソフトを用いよう、ということにもなっております。
 ただもしかすると、音声ファイルが大きくなってしまうかもしれないので、公開・配布の方法には工夫が必要かもしれません。

 少なくとも、肯定・否定の両ディベーターと、ジャッジ兼タイマー係が1人の計3人がいればディベートができます。
 すると、私と岡山先生と・・・あと一人、記念すべきSkypeディベートに参加したい、という方いませんか~?
 なお恐らく、岡山先生がジャッジ(立論の作成者なので…)だと思いますから、私との対戦になるかと思います。 お手柔らかに(^^)
 参加希望の方、どうぞコメントを下さい(^^)/

 では、ベガルタは後半15分、まだ1点ビハインドなのですが、ここから夕食ということで、一旦失礼しますm(__)m

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山形戦が始まっていますが、昨日から

 既に先制されている前半23分です。

 山形へ行ける可能性について本気で考えたんですけど、昨日から学校が始まりまして…高3の担任ですと、いよいよ正念場を迎える生徒たちから様々な要望がある可能性があり…といった懸念があったので、チケットも買いませんでした。

 予想通り、推薦入試を受ける生徒に、放課後物理を教えて(午後4時近くまで…)、それから来週の校内模試の作問をして…。帰ってきて午後6時40分ですから、もう間に合いません。

 山形へ行ったサポーターの皆さん、宜しくお願します…って、前節に引き続き1点を追いかける展開…何とかなりませんかねえ!?

 ちょっと前から思っていたのですが、みんなロペスにボールを渡し過ぎです。いや、ロペスは素晴らしい選手です。ですが、“囲まれているロペス”に“わざわざ”パスを出す必要はないでしょう。ロペスがマークを引きつけているんだから逆に、マークの薄い選手に渡してマークを分散させて、ここぞという時にロペスに働いてもらえるように、チームプレイでお願いしますm(_ _)m>選手の皆さん。

 そういう点では、パサーとして大柴が入ること大歓迎。前節キレたスルーパス出していましたし。今日も後半登場でしょうか。

 只今前半40分、まだ1点ビハインド。
 本当に、ここで勝ち点3が取れなければならないのです。祈ってます!頼みます!

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2006.08.24

(2-2)数字を捨てた重要性:字数削り

 「重要性1:節約。
  発生過程1の資料から、確実に節約ができるプランの実施は重要です。」

 数字がない!
 ディベーターの皆さん、そしてジャッジの皆さんはどう思うだろうか?

 「数字が入っていないから重要性は分からない=評価もできない」というジャッジの方は…恐らくいないと思うのですが・・・いざ判定を下す際には、数字が入っていて明確な重要性・深刻性を採りますよね?
 「そんなことはない」とおっしゃるジャッジの方もいらっしゃるかもしれませんが、僕は今年の試合の講評の際に「最終的には**兆円という額の明確だった~~側の主張を採り、~~側の勝利といたします」という講評を何度も聞いているのですが…。(言われると今年は、関東と東北しか見ていませんが…)

 繰り返すが、上記重要性1は数字が入ってない。
 ですが当然、会津のメンバーは、節約できる額を知っている。
 事実、準決勝でF木君は、削減額の試算を1反で述べている(民主党の試算+スケールメリット)

僕「例えば『自民党は9.5兆円削減できると試算している』ということをちょろっとでも言った方が良くないか?」
H田君「では質疑きかれたら、~~と根拠を言って**兆円の削減ができると答えたらいいですか?」
F木君「いや、数字は答えないでくれ。ジャッジが数字に引っ張られるから。

 をを、すげえ!リーダーシップを発揮して後輩のH田君に指示を出したぞ!
 そして、数字を捨てた戦略に挑もうとしている

 もう少し解説する。
 会津の立論には、確かに数字はある。保育園の待機児童が全国に2万3千人、というものだ。
 ただし、この待機児童数がプランでどのくらい減少するのかも述べてないし、そもそも「2万3千人のために重要」とも言っていない。

 節約に関しても同様だ。
 これに関しては僕も「質疑を受けたら『**兆円の節約ができるという試算がありますけど、必ずしも額面通りの節約ができるとは限らないのですが、それでも節約できることは確実です』という答え方をした方がいい」という話をした。
 数字を守る必要はないという方向性はF木君のイメージと一緒だが、F木君は更に1段階上を行っている。

 ここに至るまでの、F木君が重要性に関して悩んだ経緯を知っているだけに、驚きをもって受け止めた。

 ここで改めて、会津の立論を『●○』で理解したい。

●…現状では国のコントロールがあって、より良い行政ができない
↓…プランで自主的な行政が可能となる
○…節約が可能+地域のニーズに答えられる+失敗を取り戻すチャンスと権限がある

 会津高校の立論は、○の部分、即ち「プラン後の世界は何が良いのか?」という点で揺れた。春の交流大会以降で例えば「地域主体の行政は民主主義の本質である。」「例えばサマータイム制を導入することができて、5千億円の利益が考えられる」などがあった。 様々な重要性を挙げたが、相手から反駁を受けて、○が評価されることは少なかった。
 代わりに、がなくなること自体は間違いない。問題が解決するという部分は確かにメリットである」と評価されて勝利することも多かった
 また、「仮に失敗しても取り戻せる」という会津のスタンスも、ジャッジが評価してくれるケースが多かったので、ジャッジに確実に伝えるために最後に言いたい、とF木君は言っている

 ここで僕は、正直、思った。
 ディベートをする際の重要性・深刻性は「悪くいえば、ジャッジのご機嫌取りみたいだなぁ」と。
 何度も言うように、ディベーターが頑張って主張しても、受け取りはジャッジ次第。すると、ジャッジに評価してもらえた部分を立論にフィードバックする形で、改めて立論で上手にジャッジへ伝える。特に重要性・深刻性で述べられる“価値”は普通、個々人によって評価が左右するので、どうしても「ジャッジに合わせる」形になっちゃうのかな、と。

 でもここでF木君は、敢えてジャッジに合わせず、数字を排除することによって本質的に大事なことを伝えようという戦略を取った。(システムが生み出す)量ではなく(システム自体の)質で勝負する、というものだ。本校ほか何校かがチャレンジして、いつも数字に負けていた印象があるのだが…。ただその意図が理解出来ただけに、その場の僕は、その方向性に何もコメントすることができなかった。恐らく、論題が発表されて以降、地区の交流大会、地区大会で試合を重ねてジャッジから講評をもらいつづけ、合宿等での練習試合を重ね、関東、東海の大会を見学し、全国でも試合を積み重ねてきた結果としての見解がそうなのだから、僕が口をはさむ余地はそこにはないのだろうと思った。

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 7分間で字数を削るといっても、大したことはしていない。

 「1点目」「2点目」「3点目」→「1」「2」「3」(ナンバリングの簡素化)
 「~~というように考えられます」→「~~となります」(断定表現を用いる)

 その他、繰り返しの表現を避けるなど、枝葉の表現を簡素化することが主だ。

 ただ、こういった作業は、慣れている人と慣れていない人とで、差が出やすい。
 僕は、特にオンラインディベートで字数制限があるディベートを、何度も経験しているので、同じ意味で文字数の少ない日本語を用いる経験が多かった。また口頭のディベートにおいても、同じ意味で音の少ないものを用いて(「コストカット(6音)」→「節約(4音)」など)、少しずつ時間の節約を積み重ねる経験も多くしていた。

 結果として、立論のキーワードは全く変更せずに、重要性を付け加えた分の字数を減らした。(重要性1の追加前よりも、僅かに減らすことに成功していたかも…)

 会津高校の立論の用紙は2色刷りで、ジャッジに強調して伝えたい部分が赤になっている。恐らくH田君は、そこは意図的にスピードを落として読むのだろう。
 「赤の部分は全くいじらずに、黒の部分だけを変更して字数を減らしたよ」とH田君に言ったら、H田君は少し安心したような表情をしたような気がした

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 ちなみに朝、会津の部屋でF木君が「先生の持っているプリンターが“東北標準”になりましたよ」と言った。
 僕は自宅用に、Canonの『iP90』を買った。ヨドバシカメラで聞いたところ、エプソン等の他社では、このような小さいタイプのプリンターを製作していないらしい。
 確かに「全国にポータブルなプリンターを持って行けたらなあ」と思っていたので、「全国には持って行けるな(^^)」とは思っていた。
 これを合同合宿等に持参していて、能代や会津の立論等をプリントアウトする機会が度々あった。(頂戴したデータは消しています。互いの信用のために(^^))。
 すると、全国までの一週間の間で、会津も、能代も、同じプリンターを買ったらしい。
 いやはや、あなたたちの熱意には感心する。お金はどこから出たんですか?
 と同時に、コンピューター等のメディアの活用能力は、このディベートの取り組みの中で、知らず知らずに身につくものだろう、とも思った。

 Canonの『iP90』は、A4までの出力が可能。小さいくせに白黒だと早い。カラーも出せる。これは重宝する。
 会津の立論が、会場においても2色刷りでやっていけるのは、このプリンターのおかげだ。

 昔話だが、僕が最初に本校の高校生を引率したのは、第2回大会。
 その時、どの証拠資料を持って行けば良いのか分からず、旅行かばん2つにイミダス等の書籍系の資料を全て詰め込んでキャリアーに乗せて移動していた。ビックサイトからの帰り道、ゆりかもめの改札を通るのがえらく大変だったのを覚えている。

 今は、ノートパソコンに小型プリンターにUSBのメモリースティックだ。立論等で使っている資料等は当然コピー等で全て持参しているのだが、新聞の切り抜きやほかの資料・書籍は十分に精査されたものしか持って行ってない。(今回は十分に足りていました)
 それでも足りない資料は、宿でネットから探して、プリントアウトしている。
 (お気に入りにURLは入れてあるので、「あれが欲しい」と思った時点ですぐに対応できました)

 本当に、時代は変わるもので、便利なもの・小さなものが開発される。
 開発して下さる方もすごいし、それらを目ざとく見つけて教えてくれる人もいる。
 そういった方々への感謝の気持ちを忘れない自分でありたい。

 ディベートに取り組むことは、社会的なスキルアップをすることであるような気もする。
 とにかく、すごいディベーター仲間に囲まれているものである。

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2006.08.23

古新聞を読んでみて…

 私の自宅には、2ヶ月分の古新聞が残っています。

 今日の新聞は軽く目を通す程度でして、基本的に一ヶ月後にもう一度読んでから古紙にします。ディベートの論題に関する記事や、その時の議論に欲しい記事に気付くためです。古新聞を読む時には隅から隅まで(ただしテレビ欄とスポーツ欄はとばします。過去の記事は意味がないので(^^;)、タイトルを中心にチェックし、欲しい内容に関係しそうなものは本文まで読んでみる、という感じです。
 今年は岡山先生の「質は量の中から生まれる」を念頭に、関連しそうな記事はとにかくかたっぱしから切り抜きました。
 …「やっぱり役に立たなかったなぁ」という切り抜きが多かったのですが、それでもたまに「をー、俺ってすげー、よくぞこの記事切り抜いていたなぁ」というものもあります(^^)

 本来、全国大会までに読み終わるはずでしたが、今年何度かBlogに書いた通り、モーレツに忙しかったために、古新聞を読む作業が滞ってしまいました。

 でもやっぱり、読んでおけばよかったなあ~!

 只今、古新聞2日分を毎日読むようにして、古新聞の量を減らす作業をしています。当然『裁判員制度の記事はないかな~』とか探しているのですが(^^ゞ

 先日「道州制と国債についての仮結論」という記事を書きましたが、うーん、今の日本について考えてしまいます!

2006年6月24日の河北新報より引用開始

 「政府、与党は二十三日、財政・経」済一体改革会議の実務者協議を開き、歳出・歳入一体改革の取り組み方針案を了承した。二〇一一年度の基礎的財政収支の黒字化に必要な財源不足額は、一七兆円から一六兆五千億円程度に修正。地方交付税は一般会計ベースで〇六年度の総額水準の維持を確認した。
 (中略)
 ただ、来年に参院選を控え与党の反発は根強く、削減額は縮小する可能性もある。」
引用終了

 すぐ左下の記事より引用開始

 「財務省が二十三日発表した二〇〇五年度末の国債、借入金、政府短期証券の合計残高(国の借金)は八百二十七兆四千八百五億円と前年度比四十五兆九千二百八十八億円増え、過去最高を更新した。
 総務省の推計人口(一億二千七百七十八万人)で割ると、赤ちゃんを含め国民一人約六百四十七万六千円の借金を負っている計算になる。
 (中略)
 政府・与党は同日、一一年度にプライマリーバランス(基礎的財政収支)を黒字化するのに必要な財源を十六兆五千億円程度と決定。ただ、これは借金返済費用を除く政策的経費をその年の税収で賄うことが可能になるだけで、債務残高の増加を抑制する効果はほとんどない。
引用終了

 幾つか思うところがあります。

  • 地方交付税の総額は減らないのかな?うちの部員は「このままでは地方交付税は減っていく(=国のコントロールの及ぶ範囲は小さくなっていく)」という新聞記事を使った反駁をよくしていたんだけどなぁ。
  • 国の財政が良くならないのは、選挙と大きく関係しているんじゃないかなぁ?
    「当選したいから国民に負担はさせません」とかいう形で、今まで問題が先送りされたんじゃない?個人的に道州制賛成です。国の権限を外交・防衛・通貨、ほか実際的に最低限で必要なことに限って、国にはたくさんのお金を持たせない方がいいんじゃないかな?
  • プライマリーバランスを黒字化しても、債務残高の増加を抑制できないなんて・・・借金の残高を増やさない国づくりって、もう無理?おいおい、どーする日本?どーなる日本?

 これだもの、今年の高校論題は、「現状の日本はプランで変えるべきです」と言うだけで、肯定側が有利になると思うんだけどなあ(爆)

 肯定側を有利にしている日本の国づくりがそもそも悪い!(ん?ますます肯定側有利?(笑)ほんとシャレになってませんよ~)

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2006.08.22

Skype…何かカッコ良さそうだぞ!

 Skypeインストール終了しました。
 正直、すごくドキドキしています。年を取ったんでしょうか(^^;。新しいことに挑戦することに臆病になっています(爆)

 通話音声テストもオッケーでした。
 「ん?何も聞こえない」と思ったら、ミュートにしているんでした(爆)
 ミュートを外したら、自分の声が聞こえる。「をを、すげえ!」

 前に書いたように、このSkypeの“会議通話”機能を用いれば、ネット上で音声によるディベートができそうな気がします。すげーぞ!
 昨日、岡山先生より電話がありました。、北海道・東北【共通論題】となった『裁判員制度』のディベートが、北陸支部の伊藤君の協力も得られて展開できそうです。

 このように、地区の垣根、距離の差を越えたディベートは、ネットの力を借りるしかない!

 恐らく、近いうちにテスト対戦が行われることでしょう!(現在は未定ですが(爆))

 実はオンラインディベートを始めた10年前、音声でのディベートを技術者の力を借りて実施しようとしたのですが、当時はまだ回線が細く、音声情報をリアルタイムでやり取りするのは物理的に無理でした。
 で、ギリギリOKだったのは、チャットによる質疑応答でした。
 しかし、タイピングのスピートの差があまりにハンディになってしまったので、特に障害を持った方の参加も難しそうだ、ということで、公開質問状方式に変えた経緯があります。詳しくは【こちら】を御覧ください。

 Skyipe…時代は変わりましたねぇ!

 インストールがまだの方、f-soneさんの解説を参考にして下さい!
 http://blog.livedoor.jp/f_sone_debate/archives/50221512.html

#なお、入力が要求される個人情報について「かなり細かいことまで記入欄」
#とありますが、今回入力したのは、名前メールアドレス(入れたほうがいい)、
#住んでいる都道府県、くらいでした。
#この4つも、入力必須ではありませんでした。

#あと僕は、ヨドバシカメラで、500円ちょっとのマイクを買ってきました。

 僕のように「新しい技術を導入することに自信がないし、何となく気が引けるなあ」という方々は多くありませんか?ということで、ディベート甲子園OBOG会にいるSkypeの先輩が優しくアドバイスしてあげられるような状態になるといいと思います(^^) (っていうか、誰か宜しく!>Skypeに詳しい方々)

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 ディベートのみならず、例えば北海道の実家の両親(僕と妻)と、無料で話ができるようになるんですかねえ?
 うちの父親は自宅で僕のBlogをチェックしているくらいですから、もしかしたら実現するのかもしれませんが、妻の両親の家にはネット環境もパソコンもないですから、難しいですかねえ(^^;

 北海道にいる古い友達と、いろいろな話ができるようになるとか、あるのかな?

 ディベートの話で言うと、東北地区(東北6県)は広くて、互いに遠くに住んでいますから、Skypeを用いた相談などができるようになると便利ですねえ。

 …というか、これで全国的なディベートの相談事がたくさんやってくる(^^;?

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 とういことで、僕のSkype名を必要としている方、メール等で連絡を下さい…と言ったら、すんごく来そうな気配(^^;(自意識過剰?いや、最初に書いた通り、これでも結構ドキドキなんです。本当に年を取ったか??)

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2006.08.21

(2-1)重要性の追加、僕との対立、問題の解消

 会場入りした僕は、会津の面々を控えの会場の奥に見つけて、歩み寄った。
 以外と元気そうな表情に少し安心する。

 「立論できた?見せて」と、限られた時間の中、本題にすぐに入る。

 どうしても、付け加えて欲しいことを見つけてしまった。
 2点しかなかった重要性である。

 「この重要性にさ、コストカットできることが確実で重要だ、ということが入らないかなあ」といった提案をした。

 それに対するF木君の反応は早かった。
 「先生、既に2600文字を越えているので、新しい内容を付け加えるのは無理だと思います。」

 をを、今日はじめてF木君と僕の間で意見が対立したな、と、正直思った
 断っておくが、対立は悪いことではない
 ただし、ここでディベーター的に対立が解決できることが「対立は悪くない」と言える前提だ。
 ディベーター的に解決するとは

  • 対立する根拠を見定める冷静さと分析力が必要
  • 対立を解決する提案ができる能力が必要

対立がチーム内のケンカ=相手を批判・否定する材料として認識されてしまうのでは、全くの逆効果になるだろう。

 僕の頭の中では、次の3点が頭にあった。

  • 関東予選を見学した際にあるジャッジが「コストカットできること自体が重要だ、といった主張があれば、メリットの評価が変ったと思う」と言った講評が強く印象に残っていたこと。
  • 道州制の導入は、国のあり方を変えることであり(本校のW妻が毎度強く主張していた)、それによって行政がスリム化され、コストカットが生じることは間違いがないこと。
  • 上記をジャッジのフローに残してもらう策を講じる方が、ディベートとしては間違いなく良いと考えられること。

 同時にF木君の主張は「立論をこれ以上長くすると、立論者に負担をかけると同時に、早口ディベートとなって“わかりやすさ”からは遠ざかる」ということであり、それはその通りで、尊重すべきものだ。

 ここで、ディベート的に解決策を互いに提案する。

僕:「短い文章の重要性を付け加えたらいいんだよ。『重要性は3点です』と言えば、ジャッジは必ず3つ書いてくれるから。その“ジャッジがフローに残してくれる”ことが大事だよねぇ。」
F木君:「その話題が議論になったら、発生過程1の資料で『無駄を省く』と言っているので、それを引っ張ることを考えてます。」
僕:「(様々なジャッジを思い浮かべて)資料中の表現をフローに書いてくれているとは限らないよ。(一方でラベルをとらないジャッジはいないので)」

 次に、東北地区代表校合同合宿の議論の結果を持ち出して言った。

僕:「財源と権限、片方だけでは、メリットは成立しないんだよね。プランによって『主体的な行政ができる』となっても『財源がなければできませんよね』と反駁されると、困るよねぇ」

 F木君は、僕の話の趣旨を理解してなお、字数が増えることに抵抗を感じていたと思われる。それだけ、「適切な文字数で分かりやすいディベート」を追求していたのだろう。僕の提案は、F木君のディベートに対する方向性は間違いないことを認めた上での提案だ。

 一方でF津君の方は、僕の提案に賛成の気持ちが強かったと思われる。
 これは後になって考えたことだが、準決勝での能代高校との対戦が影響していたと思われる。肯定:会津3-2能代:否定のギリギリの勝利。その試合を見ると、肯定側第二反駁のF津君のスピーチは、「負けてもおかしくない」と本人も思っていたのかもしれないという印象を持ってしまうくらいに、苦しそうだった「財源不足」を否定側から出されて論点になった場合には、はっきりと「コストカットができる」という、道州制に本質的な切り札を提示できる必要があることを感じていたのだろう。

 このような流れの中で、重要性が追加する方向性で話が進んだ。

 次に僕が、F津君に聞いたのは、重要性のラベルだ。

 「君たちの考えることを端的に表すのは、「コストカット」と「節約」と、どっちだ?」

 この質問には、僕の二つの考え方が含められている

  • ディベートは、言葉の競技であることを、合同合宿で気付いた。わざわざ遠方より参加して下さった青森県風間浦中学校の阿部俊一先生が本校の中学生に「キーワードとキーセンテンスを、抑揚やスピーチの速さを調節することで確実に伝えることによって、分かりやすいスピーチになる」という指導を見てからだ。さすが国語の先生の視点で、コミュニケーションは国語の領域であることを改めて知らされた。大会一週間前に気付けたことに感謝したいし、このことは今後のディベートの普及に活かせると思った。
    ということで、誤解がなく、より確実にジャッジに伝わる言葉を選択することが大事だと考えた。
  • ディベートは、ディベーターの考えを表現する競技だ。
    僕の考えを押し付けて主張してもらっても、勝てない。(本校でも失敗例多数!それは重々自覚済み!)
    彼らが今まで取り組んできたものを表現するのにふさわしい言葉を、彼ら自身に選んでもらうことが大事だと考えた。

 F津君は、「僕たちが主張したいニュアンスに合っているのは『節約』だと思います」という返事だった。F津君は、意味合いの近い2つの言葉を比較し、選択した。こういった地味な作業がディベートでは大事だ。それができたF津君はすごい。かつ、『コストカット=6音』よりも『節約(せつやく)=4音』の方が短い。この短い音の言葉を選択する作業を積み重ねて、分かりやすい立論に改良する…これも、試合に近い際の準備として大事だ。

 「確実に節約ができるプランの実施は重要です。」

 付け加えてもらったのは上記の文面だけだったが、F津君が「発生過程1の資料を引っ張るためにも『発生過程1の資料から』と加えますか?」と提案してきた。議論の繋がり(リンケージ)も更に分かりやすくなったと思ったので、「さすがF津君」と言って、そのようにしてもらった。

 次に、この重要性をどこに加えるのか、ということが議論になった。

僕「読み終わらないことも考えて、重要性の3にしようか?」
F木君「いや、重要性の2(結果として3)は、僕たちが主張したいことなので、最後にしたいです。入れるなら1だと思います。」

 ここでも対立が起きた(^^)
 でも、ここはF木君の主張が尤もだと思った。
 この重要性は1に入ることとなった。

 ここで実は、F木君の主張は、ディベートのセオリーを一つ崩している
 『大切なことは先に述べる』というセオリーだ。
 会津の立論は、チームとして一番聞いて欲しい内容を一番最後に置いているのだ。

 ただ、一般的な話として、大切な話は最後に言った方が、印象に残る

 この差はどこにあるのか?

 実は、この答えは、東北地区で行なった初心者講習会の昼休みに、東京から講師として来て下さった太田さんから頂戴していた
 「(授業における教員の話など)最後まで聞いてもらえることが前提としてあれば、大事なことを最後に言うことが許されるのではないか」

 …まさに立論。全員が確実に6分聞いてくれる。
 但し、立論者が全文を読み終えることが前提だ。
 ここでも、立論者の能力が問われる

 なお、“大事なことを最後に言う”ことが成功していることは、決勝の講評で証明された。
 嶽南亭主人さん:「肯定側のスタンスは、明確でした。(立論の最後に述べている)『失敗するリスクがあってもなお、地方に任せてみよう』というものです。」
 ほら、“重要性のところにある内容”を“スタンス”という大切な要素として捉えてくれている!

#なお、否定側のスタンスもちゃんとジャッジに伝わっていましたよね。
#…野球の甲子園にも劣らない、良い決勝でしたよね(^^)

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 非常に熱いやり取りの末に、一つの重要性が加わったのだが、ここで感じたことをまとめる。

  • 重要性の提案は、会津のメンバーが考え抜いたこと(そりゃ、春からずーっと一緒に取り組んできたのですから理解できますよ(^^))を確実にジャッジに伝えるための提案であり、会津の主張を変更する要素は全くなかった。これが良かったと思う。
  • F木君は特に、早口を避けて分かりやすいディベートをすることをとても大切に考えていた。これは僕も大事だと思う
  • 会津のメンバーは、主張したい内容=ジャッジに伝えたい内容がはっきりとしていた。それが形成されたのは、重ねてきた試合の結果、見学した試合を積み重ねた結果、多くのディベーターと議論した結果であることは十分に理解出来た。(←次回更に解説します)

 そのまま決勝に向けて頑張れ、と後押ししたくなるチームだと感じた。
 ただ、そのためには後少しの議論と、後少しの手助け(字数削り)が必要だった。

僕「あと何分、作業することが許される?」
F木君「10:35分までで、7分ですかねぇ」
僕「わかった。7分だけ、字数を削る作業を手伝わせてくれ

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懐かしい、函館バスラーメン

 TBCで9:55から『人生の切符・健やか倶楽部』という番組が始まりました。今、函館バスラーメンが取り上げられています。

 懐かしい!
 僕が中学生時代、いつもの仲間の連中と集まって定期試験対策の勉強とかしていて、バスがやってくる水曜日には夜食で食べていたなあ。

 今流行っているような、濃厚な味のグルメなラーメンではないのですが、まずくはないです。むしろさっぱりした味はいい感じに美味しい。おじさんはいい人で、ラーメンを待っている時も、食べた後も暖かい感じになれます。

 ただ…
 僕がその中学生の頃は、バスにはおじさんしかいなかったような気がします。(今は夫婦で走っているらしい)
 また、バスは白だったような気が… (これは塗り直したのだと思います)
 別なバスではないと思うのですが…
 おじさんは一緒な気がしますし…

 詳しい人、情報を聞かせてくれたら幸いです。m(__)m

 こうして、故郷での思い出を取り上げてくれた番組を、就職のために離れて来たこちらの地のテレビで見ると、嬉しくなります(^^)

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決定【共通論題】『裁判員制度』

 昨日、北海道側の担当者と最終調整して、確定させました。

 2006年度 北海道・東北【共通論題】
 『日本は「裁判員制度」の導入をするべきである。是か非か』

 この論題に選定した理由が、ねずみさんのページにも理由が書いてあるのですが

  • 肯定否定のバランスがとれている。
  • いままで取り組んだことのない、新しい論題である(新規性)
    (救急車ですと、中学3年生が中学1年の時に取り組んでいます)
  • 現実社会においてホットな議論であり、議論しがいがある

 また「裁判員制度」の定義ですが、現在国が導入しようとしているものです。(そのようにワーディングを検討する予定です。恐らく付帯文が付くと思います。)
 定義がズレることにより、議論がおかしい方向になってしまうことはないと思います。

 そうすると、プランは自ずと決まってきます。仮に追加プランを考えてみても、ごく限られてくると思います。
 ですから、メリットとデメリットだけを単純に考えれば良いことになります。

 肯定側立論は、政府系のWebサイト等をご覧戴ければ、すぐにでも作成できるのではないかと思います(^^) 楽そうですね~
 どこかオススメのサイトがあれば教えて下さい。

#今年国が提案した『道州制』を、全国のどの学校も使っていなかったのとは大違い(爆)

 私からは『裁判員制度』のページを紹介します。ここが肯定側のベースになるかな(^^)

 ただ、否定側の資料が中々見つからないような気がしてなりません。
 専門雑誌の力を借りるしかないかなぁ?

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 今年、全国に向けて取り組んでたことを、この論題に活かしてみたいと思います。
 またその取り組みを、こちらのBlogや『ゼロからのディベート』で公開したいと思っております(今週木曜日以降の予定)

 更には、北海道と東北でそれぞれ準備したもの(リサーチの結果等)を、wikiシステムを用いてまとめたいと考えています(設置をして下さったねずみさん、ありがとう!)。事前準備の分担です。この点でも楽をさせて頂きます(^^)

 全国のディベーターに向けて、ディベートが上手になるコツをたーんと発信できるように頑張りたいと思います!

 僕が「余計な仕事で忙しくならないように」って祈っていて下さい!

#“余計な仕事”とは何?その定義は難しそう…
 要は、情報発信が妨げられるまでに仕事の量が増えないように、ということだなぁ…

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2006.08.20

法学とディベートって

 昨日の土曜日は、「2006年度 東北学院中学高等学校教職員組合教育研究集会」が実施され、中高組合の顧問弁護士にお越し頂き、理事会との間で定められた懲戒規定に関してと、「~もしこうなってしまったら~」と題して、学校で起こる可能性がある、法律に関係しそうな事例に関して学びました。教員や学校側の過失が問われたり、責任をもって体制を整えることによって過失がないと認められたり、など、様々な事例と弁護士の方の解説とで理解を深めた気がしました。やはり、様々な生徒が集まる学校では、生徒に関する事故が起こるリスクがあるわけですから、日頃の心構え、そして学校側の体制作り等が大切だと思いました。

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 で、話を聞いていて思ったんですけど、「事例の定義」「用語の定義」を踏まえて、現状の問題点を把握・分析して、判断を下す流れなどは、「まさにディベートだ…」と思いました。
 そもそもディベートは、アメリカで陪審員制度をゲーム化したもの、と聞いたことがあります。(詳しい方教えて下さい(^^)/)
 また、ディベート甲子園のOBOGの方々にも、法学を学んでいる方々がいらっしゃいます。

 そう言う点でも、現状を分析する能力や判断の妥当性について議論するトレーニングが、ゲームとして楽しめるディベートの普及が為されないかなぁ、と、切に思いました。

 ・・・本当に、どうにかなりませんかねえ>ディベートの普及

 なお、ディベートの普及に取り組むことが今年の目標であることは前に書いた通りです。広く全国を視野に…とは考えていますが、まずは足元を固めるべく、少なくとも東北地区内の様々な地方に出向きたいと思っております。呼んで頂けたらの話なのですが…全国大会が終わった今、最初に掲げた目標に戻して更なる努力をしたいと考えております。

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(余談)3日目にどうする?&私をどう思う?

 (1)~(5)と、ずいぶんと長々と書いてしまいました。
 これが、2時間20分、会津のメンバーと議論した内容及び背景やそれまでの経緯です。これらを踏まえなければ決勝戦のスピーチの本質的な意味合いについて説明できないなぁ、と今でも思っていることと、実際に何をどう考えて何をしたのかをドキュメントにしてオープンにしてみることに一定の意義があると思っております。

 さて、会津の会議室を出たのが7:20。私は朝食を取り、荷物を全部まとめて、会場へ出発及び仙台へ帰る支度を整えました。

 「・・・高校3年生は、会場に来るのか?

 大会3日目にディベートの試合をするのは、ごく限られた学校だけです。
 その他多勢の学校は、決勝戦を見学することになります。尤も、閉会式まで出席するように、全国出場校宛の文書に書かれていますから、閉会式には全ての学校が参加していることが前提になっていますよね。

 ですが、メンバーに高3がいる場合には「先生、(朝から会場に行くの)勘弁して下さい」と言われるケースが多いです。まあ、ここまで情熱を燃やしてきたものに終止符を打たれた心情は察して余りあるのですが・・・。甘いですかねえ?

 で、今年の高3ですが、ラバーズのS藤君は夜に同じ宿の青雲の方々と、ロビーで語り合っていたようで、それはそれで良かったのではないかと思います。
 で、部長のW妻君なのですが、前日はブルーモード全開です。何せ、一緒に合宿もした同じ東北地区代表の会津と能代が全国の準決勝まで進出したのですから、差を付けられたという現実を受け止めなさい、というのはちと酷だとは思いました。尤も、相手の良い部分を学んで、自らの向上に繋げられるような性格であったなら、もっと良い成績を収められたのではないかと思いますが…それでも中2の時から比べたら格段に良い青年になりました。そして当日、「一晩経ったらすっきりした」とのことで、9:15に全員揃って宿を出ました。
 ちなみに、高2以下のメンバーで来ている時には大抵「来年のために見ておこうぜ」と言えば全員来ます。今回も、中3の2人と高1のメンバーは、決勝を見学したいという意志をもって、会場に向かっていました。

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 これは、全国から帰ってきてからのW妻君の質問です。
 「先生、準決勝で能代が勝っていたら、夜に手伝いに行ったのですか?」
 なるほど。意図が分かる質問でした。
 恐らく、能代の宿には行ったと思いますが、手伝えたことは今回の会津のものより少なかっただろうと思います。なぜなら能代高校は、部員も多くて、選手外のメンバーによるサポートも多いからです。更にOBOGが列挙してサポートしていますので、選手その他の皆さんの負担が小さくなるような雑務的手伝いとか、質問に答えるくらいの役割しかこなせなかったと思われます。

 会津高校は、部員が7名のみ(一人残念ながら当日来れず)で全国の決勝まで勝ち上がっています。今回は彼らの師匠の藤田先生もお越しになれない状態で、対戦相手のフローも満足に取りに行けないような状態でしたから、本当に立派です。
 (1)で書いた通り、朝の準備をしていたのは選手の4人だけですから、部屋であれだけの量を語り合えたのかもしれませんね。

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 ちなみに、前回の道州制の時には、本校は東北予選で負けています。
 その時に、僕を頼って指導を受けてくれた宮城学院が優勝し、全国に進出しました。
 妻ほか、多くの人によく言われました。
 「なんでライバル校を自校よりも強くするの?
 ・・・いや、ディベートの基本しか教えていないんですって!本当に!

 一昨年の本校は、予選で3戦全勝でしたが、決勝トーナメント1回戦で駿台甲府に敗戦・・・スコアを告げられた瞬間に「あ、終わった」と、あっさりと、それ以上何もできないという現実を突きつけられるのがディベートなのだという、競技の持つ無情さを痛感した瞬間を、今でもまだ覚えています
 一方で、見事に勝ち上がった能代高校の準備を、幕張プリンスで手伝わせてもらいました。それを当時の高3はかなり批判していました。「なぜライバル校を強くする?何がおもしろいのか?

 今年も毎年と同じで、東北ディベートネットワークでは5月に交流大会を開催しました。参加校にはできる限りのアドバイスをしました。東北予選の前に、河東中学校へ練習試合に行けば河東中・会津高に指導をしました。丸森西中へ行って指導しました。宮城県の中学参加校の練習試合を組んで指導しました。東北予選後は、合同合宿に来れない河東中へもう一度出向いて、5年目を迎える代表校合宿を終えて、全国を迎えております。

 全国では、5年間部活動を継続させたW妻君の試合を3試合、全敗でしたが、最後まで見届けました。その後で、藤田先生との約束通り河東中のサポート、そして勝ち残った会津高校のサポートに移るわけです。

 願いは一つ。
 本校に、本校が無理なら地区の学校に、より良い議論を繰り出してもらいたい

 論題の本質に迫る議論を展開してもらうことが大切。願わくは、それによって勝利を獲得して欲しいとは思っていますが、前にも書いた通り、受け取りはジャッジ次第です。

 でも、論題の本質に迫る議論は分かりやすいですし、ジャッジがその議論を無視できないはずなのです。ジャッジが無視できない論題の本質に迫る議論を繰り出せることができれば、誰がジャッジであれ、勝ちに近づくことができる。分かりやすく勝つディベートが理想ですよね。

 なお、機会があれば、他地区の学校さんにも良い議論を展開してもらうためのアドバイスをするのです。昨年は全国大会の前日に、東海高校さんと練習試合をさせてもらいました。。次の試合でジャッジをさせてもらって、豊田高専さんにアドバイスさせて頂けました。僕にとっては貴重な体験でした。

 今年も、前日入りして練習試合?などの話題も実際に出ていたのですが…やっぱり気まずくないですか?
 私を必要とする限り、より良い議論のためのアドバイスをするとは思うのですが、公平性が保たれますかねえ?ある学校にとっては良いこと。ある学校にとっては余計なお世話。すると自分の学校だけ指導せよと?それって閉鎖的とか言いませんか?

 そうそう、思い出しました。東北予選で負けた年は、全国でジャッジをさせて頂きました。最初の試合、渡辺徹さんが主審で、僕は副審でしたが、マイナージャッジでした。でも徹さんから「そういう解釈もあり得ますね」と言って頂いて、ホッとした記憶があります。その後で、その理由を持って若狭高校さんの席に行って、若狭高校の皆さんに熱くアドバイスさせて頂きました。その時、時間が空いていたことと、渡辺先生と知り合いであったことが大きかったです。ジャッジですと、ジャッジをさせて戴いた学校さんに「今回はここがまずかった。次に試合をするのであれば、こういうスピーチをすれば更に良い」と、地区の枠を越えてアドバイスしやすいですね

 今年は中・高の引率ですから(^^;
 …ま、地区校への助言、そして機会があれば、他地区であっても縁のあった学校さんに助言するのだと思います。

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 さて、話を戻しますと、9:15に宿を出た私達は、会場入りして、自分たちの机に荷物を置いて、私は会津高校の様子を見に行くのです。
 中学生2人と高校1年の新人は、中学の決勝を見に行きました。
 ラバーズのS藤君は、全国に点在するディベートの仲間と今日で別れてしまいますから、思い残すことがないようにしてもらえばと思うのです。
 W妻君は・・・任せました(^^; 大会会場に朝から来ただけ偉いと思いましたから(^^;。

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 (序)のところで、下記のように書きました。

引用開始
>「(チームで最後にスピーチをする)第二反駁が上手であれば勝てるんだ」とか
>「ディベートを極めるべく、2反の担当を目指す!」といった、安易な誤解&安易
>な目標設定は違うのだ。

> なぜ違うのかは、もう少し時間をさかのぼり、
> (1)彼らがどんな準備と考えをもって決勝に望んだのか
> (2)僕が当日の朝5:00以降何を助言したのか
> (3)東北地区の中高生ディベーター&ディベートに関わる指導者&OBOGの全体
>  が、2002年1月以降、どのような取り組みを継続させてきたのか
>を説明せねばなるまい。
引用終了

 只今(2)が終わったところです。
 これから、(1)を説明します。
 最後に(3)が、大会でのスピーチにどのように関わっていたのか、といった順番で話します。

 で、順番が前後しているので、引用した(序)の番号を書き直し、(1)~(5)の番号も振り直します。m(__)m

 これからは、彼らメインのドキュメントです。
 僕が書かなきゃ誰が書く!
 繰り返しますが、会津のみんなが勝てたから調子にのって連載しているのではなく、彼らの中に学ぶべき、スピーチを聞いただけでは分からない、示唆に富む大事な事を見出したので書いています。

 あと、ドキュメント部分は“である体”を用いて、いつもの雰囲気とは違いますが、その時、私がリアルに何を思ったのかを正直に再現するようにしていますので、ご理解下さい。

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