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2006年6月4日 - 2006年6月10日の2件の記事

2006.06.10

ディベートの普及を、今年の【共通論題】で図る

 一昨年、東北支部ではディベート甲子園後、中学・高校とで【共通論題】を用いることによって対戦相手を増やし、互いに切磋琢磨してディベートができました。当時中学生で現会津高校の船木君&深津君が「すごい!先恐ろしい…」と思ったのが印象的でした。

 昨年は北海道・東北【共通論題】として、リサーチやモデル立論の作成作業を分担し、同時にディベートスキル向上のノウハウを公開することによってディベートの普及を図ることとしました。

 今年度は更に、この取り組みに工夫を凝らします。

 目標は、【共通論題】を用いてディベートの普及を図ることです。

 普及を図る方法の柱は2つ

(1)できるだけ多くの地区で、大会等に活用して頂く

 昨年同様、岡山先生の協力を得る事になっておりますので、北海道での活用は間違いかいと思っております。東北も江間支部長の了承を得ておりますので、昨年同様、交流研集会での練習試合等に活用します。ほかにも、この【共通論題】の取り組みに興味を示して下さっている方がいらっしゃるようです。

(2)【共通論題】を用いた教材開発~授業でのディベート導入に役立ててもらう

 【共通論題】は、その選考過程の中で、「特に中学生にとって身近だと思ってもらえる論題」を選ぶことにしています。中学生で身近なら、高校生ではなおさら取り組みやすいだろうと信じます(^^;

 実は、私のBlogのこちら「でぃべーたぶる」におけるアクセス解析をチェックしてみると、授業で扱いやすい論題を探している方が多くいらっしゃることが分かります。ディベートへのニーズは高いのに、ディベートを授業へ導入するのはまだまだ壁が高い、というのが現状のようです。

 そこで、ディベートの授業を行ないたい方々に「身近な論題」の選考に加わって頂こうと思うのです。
 そして、その選考に加わって戴いた方々を、ネットを通じて全力でサポートし、【共通論題】を元に作成した教材を惜しみなく提供して、より良いディベートの授業を展開してもらいたいのです。

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 で実は、他地区に【共通論題】を利用して頂くには、ディベート甲子園のある8月ころには論題が絞れている必要があるそうなのです。
 ということで、昨年は8月に提示した【共通論題】の策定手順を、早めに提示して、幅広く御意見を頂戴できる体制を整えたいと考えました。

 現在考えているのは下記の通りです。

1: 論題案募集→リスト作成・提示
2: 論題案に対する意見の募集。

  昨年の取り組みに倣い、下記の4つの観点で意見を募集
   A:論題に対する賛成意見(「これやってみたい」など)
   B:論題に対する反対意見(「この論題は肯定(否定)に偏っている」など)
   C:ワーディングに関するご助言
   D:その他の論題案
3: 2:と同時に、【共通論題】を授業、もしくは大会で取り上げて頂く学校及び団体を募集
 この段階で応募があった方々に、論題の1次絞り込みをお願いする
4: 論題案の1次絞り込み(3~4つ程度)
 3:で応募のあった方々に「生徒に身近かどうか」「授業で扱いやすいかどうか」といった観点で絞り込みをお願いする。
5: 絞りこまれた論題に関する意見募集・検討
6: 候補の中から、1つに絞る(投票)
7: 最多投票の論題に関して、ワーディングのチェック

 昨年は私と岡山先生が、更に専門の方々の意見を伺って決定しました。
 今年は、もう少し時間をかけて、慎重にワーディングを実施する予定です。
8: Web上にて発表
9: モデル及び教材の作成

 今年は1:をディベート甲子園前に実施し、2:と3:をディベート甲子園中に行なってはどうか、と考えています。折角全国からディベーターが集まるのですから、幅広く意見をお聞かせ頂けたら有り難いですよね(^^)

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 いよいよディベート甲子園の予選が始まる時期ではあるのですが、ディベート甲子園という大会が絡むと、ディベートスキルを向上させるノウハウが中々オープンになりません。
 ということで、ディベートの普及を今年の目標としている私は、既にディベート甲子園後の取り組みに意欲が湧いている状態でして(^^ゞ

 この取り組みに対して、御意見等お聞かせ頂けると幸いです。

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2006.06.04

動物園論題のディベートシナリオを公開

 各地区、大会等が迫っているこの時期ですが、『日本は全ての動物園を廃止すべきである。是か非か』のディベートシナリオを公開します。

 http://www.edu.shadow.ne.jp/casestudy/zoo/index.html#scenario

 昨日、東北地区では、ディベート入門講座がありました。
 講師はNADE常任理事の太田昌宏さんでした。
 ディベートの指導&小論文の指導がセットになった講座でした。双方とも『小学校の英語必修化』で論題&テーマを共通化することにより、参加者それぞれが論点を十分に吟味した上で最終的な小論文を書けるという、優れた構成の入門講座でした。本校の生徒の評判もバッチリでした!

 で、その後、江間支部長と私と太田さんとで食事をしたのですが、その時の話から、動物園論題での議論(立論等)の取り組み具合が、あまり望ましい方向に進んでいないのではないかということを危惧したのです。
 全国で中学生論題に携わっている皆さんはいかがですか?
 大会を主催する側の連盟の方々やジャッジの方々も、「この論題で全国大会がうまくいくのか?」と不安に感じていたりしているのでしょうか?

 以前にも書きましたように、この論題は東北地区の共通論題として取り上げられ、私としては、自分の想像以上に立派な議論を展開した中学生たちを見て、新鮮な感動が得られましたし、肯定側であっても否定側であっても、動物をおもいやる気持ちにあふれるスピーチがなされて(~~側のほうが動物のためになる、という形の主張になるケースが多い)、ほのぼのとした気分のディベートが展開されます。その方が、ディベートを観戦して下さる方々には良い印象を持ってもらえて、ディベートの普及に良い効果があるのではないかと期待するのです。

 ですが上記のように考えるのは、私が体験者だからであって、体験していない皆さんは不安が拭えないのだろうなあ、と思う次第です。

 ということで、より良い議論を目指すヒントとして、過去の議論の一例を提示しなければ、と思った次第です。

 本当は『オンラインディベート』の後で、再度、現在に相応しいモデルディベートのシナリオの作成作業をする予定だったのですが、どうも今年度は4月以降、学校で新しい仕事を4つも抱えたり、継続して担当している仕事が山場を迎えたり、昨年から改善していて今年は楽にできるはずと思っていた進路系の仕事が順調に行かずに苦労したり、最後はやっぱり新しいクラスは個性の強いクラスだったり・・・満足に働く勇気が湧いてこなくて、仕事が手がつかない日も多くありました。

#ちなみに大殺界3年目だということは以前書きました

 中総体を終えてからようやくディベートに取り組むような方々にはお役に立つのではないかと思います。今後の準備の参考となる視点に気付かせるためなどに、どうぞ御活用下さい。授業やディベートの講習会等で活用して下さると更に嬉しいです(^^)
 なお、立論が3分、反駁が2分の原稿ですので、ディベート甲子園に参加するには文章が少な過ぎて、そのまま使っては当然&かなり苦戦するだろうこと、申し添えておきます。

 また、シナリオを読んでの感想等も、こちらのBlogにお寄せ頂けると幸いです。
 まめにコメントをお返しする予定です(^^)

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 ちなみに、このシナリオを公開しても、本校の生徒には叱られないと思います(^^)
 このシナリオを越える議論を展開しなければ、東北、そして全国とは勝ち上がって行けないだろうと既に思っているからです。
 より高いレベルの議論を目指して精力的に準備中…

 …と言いたいところなのですが、本校の中学生はまだまだそのレベルに至らない!
  事実、関東甲信越の春季大会では全敗でしたし(^^;
  ここから、全国のディベーターの皆さんと一緒に、努力して力を付けたいと思っています。

 さて、来月の東北予選はどうなる???

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