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2006年4月9日 - 2006年4月15日の1件の記事

2006.04.09

理解出来るか? 論題、相手、仲間、 …自分

 先週、『宮城ディベート“楽しみ隊”』の例会を行ないました。
 遠くは青森から参加者を迎えました。山形からも多くの参加者を得ました。
 ディベート甲子園の論題が発表になったということで、中学生フォーマットで動物園論題を、高校生フォーマットで道州制論題をやりました。

 で、いつもディベートを楽しんでくれる山形の女子高生たちが、妙に暗い顔で帰って行くんです…今日って試合しかしなくて、いつもとは違う雰囲気だったから…何かまずいことしたかなぁ、と思っていたんです。

 後程、山形へ帰るバスの中から、私宛にメールが来ました。

 その中に、新たな視点に気付かせてくれるとっても大切な言葉がありました。

「やはりディベートの試合を楽しむにはきちんとした準備だということがわかりました。」

…うーんなるほど。

 以前こちらのBlogに、「ディベートは分からないとおもしろくない」と書きました。
 で、ディベートがどんなものか、分かると実はおもしろい&ディベートが分かるコツは簡単、と書きました。

 ですが、論題を理解するには・・・どうしたらいいでしょうねえ(T_T)???

 やっぱり日頃から地道に、新聞読んだり、ニュース見ていたり、本を読んだり、Webでネットサーフィンしたり、他人の議論を聞いたり、話を聞いてもらったり、そして自分でもよく考えたり・・・。大変ですね。ディベートって。 ・・・ん?これはディベートに限ったことじゃないぞ。小論文も一緒だ。

 『“楽しみ隊”』例会のように、飛び入りで来る人にも楽しんでもらうためのコツを準備しないとまずそうです。

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 ディベートでは、相手の主張を理解することが大切です。
 でなければ、反駁もできません。議論がかみ合わないと、自分の思ったような判定をもらえなくて(勝ったと思っても負けたり、何故か分からないのに勝ったり…)、とてもつまらなくなります。

 ディベートをする上で、上記は当然でしょう。

 さて、更に皆さんに問いかけたいのです。

 中高生の皆さんがディベートに取り組むとき、チームメイトがどういった意図でスピーチをしているのか、理解出来ていますか?

 仲間のスピーチの意図が分からずに、自分で言いたいことをスピーチする…これは『首尾一貫“していない”』議論となり、ジャッジや聴衆側からすると「弱い議論」に聞こえます。

 相手の話も、仲間の話も理解出来ない…つまりは自分以外の人のスピーチの意図を、そもそも分かっていない状態でディベートを進めていませんか?

 例えば、他人が作った立論を読んだ時に、質疑に答えられないとか…
 例えば第二反駁のときに、他人の作った立論とは別な価値を持ちだして比較をするとか…

 試合に出場して勝ちたい、と思ったら、まずは自分以外の相手を理解することが大事だということに気がつきました。

 でもですね、自分以外の人のことを理解するのって、そもそも大変なんです。(←このことは、全ての人に分かってもらいたいですねぇ)

 では、どうするのか。

  簡単です。
  相手とコミュニケーションをとるのです。
  「どう考えて立論を作ったの?」と、本人に聞いてみましょうよ。
  仮に、自分の考えと合わないときには、議論してみましょうよ。

  対戦相手の立論がよく分からないときには、『質疑』で明らかにしましょうよ。
   かつ、上手にコミュニケーションを取りながら。

#そうそう、時々「私達の立論に~~~と“何か訳分からない反駁”がありましたが、それは……」というスピーチをする人がいますが、そもそも“分からないこと”に適切に反駁できるわけないじゃん!
#でもですね、“訳分からない”=「受け入れ難い(なぜなら、それを受け入れると、自分たちの主張が崩れるから」という意味なんですよね。
言い回しを考えましょうよ>全国のディベーター

 すんなりとは理解出来ない、自分と違う考えを持っていると思われる相手とコミュニケーションをとることができるようになるためにディベートってあるのですよね。
 そしてその、ディベートによって得られるコミュニケーション能力は、対戦相手を理解するのみならず、チームメイトを理解することにも積極的に利用すべきです!

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 で、話を最初に戻すと…

 論題を理解する=「『論題に対してこう思うのか…』という“自分自身を理解する”」ことが、そもそも大切なんですね。

 それが出来ていないときには、他人から謙虚に話を聞いて学ぼう、という姿勢が大事なんだと思います。

 全国のディベーターの皆さんへ、上記を呼びかけたいです!

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