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2006年3月12日 - 2006年3月18日の2件の記事

2006.03.17

「めんどくせー」「うぜー」と「よっこいしょ」

 教員なんで生徒にいろいろと指示をするんです。
 例えば日直の生徒に、「(日直の仕事として決まっている)廊下の掃除をよろしくね」とか。

 昨年まではあまり気にならなかったのですが、今年の生徒は指示を受けた直後、一言目に「めんどくせー」と言う生徒が多いんです。こちらは結構カチンときます。なぜかというと「めんどくさいならやるな!やらないと困るのは自分のくせに。不平不満を俺に聞かせるな!俺だってめんどくさいと思うことがたくさんあっても責任感でこなしているんだよ!だいたい『めんどくせー』と口にするおめーを指導すること自体がめんどくせーんだよ。じゃあ、おめーを指導することをやめてもいいのか?」・・・とまあ、こちらの心情は全く穏やかではないのです(^^;

 で、渋々ながら動き始めるのですが、動きながら彼らは「あー、うぜー、うぜー」って口にするんですねぇ、このお坊っちゃま方

 もぉねえ、こっちだってたくさんの仕事を抱えて苦しい思いをして毎日頑張っているのに、何てこの人達は不平不満を安易に口にするんですかねえ。聞いてるこっちが頑張れなくなりますよ!

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 と、この1年、苦々しい思いをしてきたのですが、ふと気がつくと、彼らは「めんどくせー」「うぜー」と言いながら、こちら側からの指示を完全に拒否し、サボるというわけではない、ということにも気がつきました。

 そのことを妻に話すと、

「そういう生徒たちの『めんどくせー』『うぜー』は、おじさん方の『よっこいしょ』と一緒なんじゃないの?」

というのです。

 この分析は的を射ていると思いました!

 “おじさん的な高校生”は、不平不満なセリフを口にしながらでないと行動を起こすことができないのかな?

 確かに、「さあ、これからお湯を沸かすぞ」と、自分のやりたい行動を毎回毎回口にしながら行動している年配の方々を見かけたことがあるので・・・人間って年齢じゃなくってそういうものなのかな、とか思ったりします。

 皆さんの周りの方々はいかがでしょうか(^^;?

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2006.03.13

『反駁の4拍子』をする気持ち

 学年末で先週より成績処理等、かなりヒーヒー言っています。
 僕がボトルネックで遅れている仕事もあるかと思います。

 そんな中更に、学年末試験で終了したディベート部員を、時間をかけて指導しているので、仕事が遅れているんだということにも気が付いています。優秀なOBが指導に来てくれる体制にならないものか…。もしくは自分たちで精度の高い活動をしてくれないか…。

 さて、試験終了後だということで張り切って部活をやってみたところ、私が張り切りすぎて、生徒たちの負担が大きくなってしまっていることに気付き、大いに反省しました。

 ですがディベートというのは難しいもので、論理的なスピーチができるようになるには、まず“生徒がどのような論理でものごとを捕らえているのか?”の部分を理解してあげて、その上で適切に指導=アドバイスしてあげる必要があることに気がつきました。
 生徒の成長のためには、他人との議論=対話が必要なのかな、ということです。

 そこで時間を区切り、レギュラーメンバーとマンツーマンの形で指導しています。

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 今日は、一番新しい部員(中2)を指導しました。
 中学は部員が少ないので、経験が浅くても反駁を担当…せざるを得ません(^^;

 まずは、“無責任な反駁の事例”を示しました。

 「『○○君(←指導している生徒)、バーカ、バーカ』と言われても、腹が立つだけだよね」と…こんな例を出して指導している私も何だかな~と思いますが(^^;、人間、“痛いこと”って記憶に残るんですよ(^^;

 で、上記は、全く無責任な言動であることを説明しました。
 そもそも、何を批判しているのか分からない。
 批判の根拠が分からない。

 批判するということはとても大きな責任を負わなくてはならないことを自覚していなくてはできない&やってはいけないことなんだ、と。

 ではどうするのか・・・?

 そこで『反駁の4拍子』を教えるのです!

  1. 【引用】「○○側は~~と言いましたが」
  2. 【主張】「それは---。」
  3. 【根拠(証拠)】「なぜなら………。証拠資料があります・・・。」
  4. 【結論】「よって---。」

 相手を批判するときには、批判の対象を明らかにしなければならない。
 加えて、批判の根拠を明らかにしなければならない。

 それによって、責任を持った批判ができる。それが反駁だと。

 そうしたらその生徒が、
  「反駁の4拍子を守ると、精神的に落ち着けます」と言いました。

 そうか!

 相手を批判するには責任が必要。だから逆に、おいそれとは反駁できない。特に相手を否定するのは、意見が衝突する構図を生み出すから。お互いに傷つく可能性がありますものね。

 でも、反駁の4拍子を守ることによって、無責任な批判ではない、議論としての反論が可能となるのです。無責任な批判ではない、ということが、生徒に安心感をもたらすんだなあ、と。

 責任のある反駁ができることは、社会でも必要!

 ディベートは、日常のコミュニケーションのスキルを高めます!

 今日は生徒から学びました。忘れないように書いておきます。

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