「めんどくせー」「うぜー」と「よっこいしょ」
教員なんで生徒にいろいろと指示をするんです。
例えば日直の生徒に、「(日直の仕事として決まっている)廊下の掃除をよろしくね」とか。
昨年まではあまり気にならなかったのですが、今年の生徒は指示を受けた直後、一言目に「めんどくせー」と言う生徒が多いんです。こちらは結構カチンときます。なぜかというと「めんどくさいならやるな!やらないと困るのは自分のくせに。不平不満を俺に聞かせるな!俺だってめんどくさいと思うことがたくさんあっても責任感でこなしているんだよ!だいたい『めんどくせー』と口にするおめーを指導すること自体がめんどくせーんだよ。じゃあ、おめーを指導することをやめてもいいのか?」・・・とまあ、こちらの心情は全く穏やかではないのです(^^;
で、渋々ながら動き始めるのですが、動きながら彼らは「あー、うぜー、うぜー」って口にするんですねぇ、このお坊っちゃま方。
もぉねえ、こっちだってたくさんの仕事を抱えて苦しい思いをして毎日頑張っているのに、何てこの人達は不平不満を安易に口にするんですかねえ。聞いてるこっちが頑張れなくなりますよ!
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と、この1年、苦々しい思いをしてきたのですが、ふと気がつくと、彼らは「めんどくせー」「うぜー」と言いながら、こちら側からの指示を完全に拒否し、サボるというわけではない、ということにも気がつきました。
そのことを妻に話すと、
「そういう生徒たちの『めんどくせー』『うぜー』は、おじさん方の『よっこいしょ』と一緒なんじゃないの?」
というのです。
この分析は的を射ていると思いました!
“おじさん的な高校生”は、不平不満なセリフを口にしながらでないと行動を起こすことができないのかな?
確かに、「さあ、これからお湯を沸かすぞ」と、自分のやりたい行動を毎回毎回口にしながら行動している年配の方々を見かけたことがあるので・・・人間って年齢じゃなくってそういうものなのかな、とか思ったりします。
皆さんの周りの方々はいかがでしょうか(^^;?
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