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2006.05.11

昨日の結末は1つの点に

 今朝の礼拝で、聖書を通して語られたことが

  人を裁くな!

でした。 すんごくタイムリーです(^^;

 教員は教育をするのが職務であり、犯人を探したり裁いたりすることが仕事ではありません。これは結構忘れてはならない基本だと思っております。

 ということで、例の生徒と、放課後に話をしました。

 「お前の代わりに走ったんだけど、どう思う?」と聞いてみたら、間を置かずに「申し訳ないと思っている」と答えました。

 取り敢えず、根本的なズレはないと判断しました。

 確かに、200mより長い距離(300mや400m)を走るのは大変だと思うんです。
 誰も引き受け手がいなさそうだったので、ジャンケンにしたのですが、その決め方が気に入らなかったようです。

 言われると確かに「走れない」と連呼していましたが、僕にはただ「やりたくない」という主張にしか聞こえませんでした。彼にしてみると「走るのは無理だと主張したのに、全く聞く耳をもたなかった」という受け取りだったようです。

 ただ、なり手が見つからない状況で、体育委員&教員の側も「やりたくない」という主張をした人の意向は受け入れて、「やりたくない」と“口にできない人が我慢する”という構図も、クラス運営をまずくすることも知っているのですが・・・彼はきっとそこまでは深くは考えていないのかな、という気もします。

 それでもまずは、彼の主張を受け止めることにしました。
 「なるほど。僕が提案したリレーの選手の決め方がまずかったのかもしれない。だから責任をもって昨日は全力で走った。もしも『休んだヤツの代わりだから』と言って、教員の分際でタラタラと走っていたら、僕は君を残して話をする権利もないだろう。」
 「逆の立場だったら、どうやって決める?」

 …最終的に伝えるべき点は1つでした。
 「要するに、ジャンケンで嫌な結果になったからと言って、当日休むという方法で解消(回避)するという手法がとてもまずい。」
 「前日や当日に、もっと別な方法(交渉して交代してもらうなど)で解決できなかったのか?」

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 こういう話は、みんなの前で話しても何も進展がありません。態度を固くされるだけです。
 1対1でするのが基本です。

 もっと何か、適確な言葉を用いて伝えるべきことがあったような気がします。例えば「仮にジャンケンで勝っていた場合には、長い距離を走らされる友達の気持ちをどう思うのか?」とか。結局自分が良ければ…ということが出発点ですよね。でもまあ、そう考えるのが普通の中高生かな。
 恐らくもうその生徒とは、この件に関して話をする機会がないかもしれませんね。後から言えば「ネチネチ」と聞こえるだけで逆効果でしょうから(^^;

 さて、明日以降、どうなるのでしょう? 教室から帰る姿を見る限りにおいては不安が残っている、という感じです(^^;

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コメント

いい先生ですね。きちんと向き合ってますね。
その気持ちきっと伝わりますよ。
先生も成長させられるなぁ。

投稿: かっしー | 2006.05.11 10:23

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