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2006.01.28

サイエンスカフェ…数学~自然のなかの原理~

 日付的には昨日、東北大学サイエンスカフェ(第6回)に参加してきました。

 『数学はおもしろい~自然のなかの形を決める原理~』と題して、小谷元子先生(東北大学大学院理学研究科 教授)がお話ししてくださりました。小谷先生は猿橋賞を受賞されるような、実力のある先生でいらっしゃいました(受賞内容…を説明する能力は私にはござません(^^ゞ)

 「最少作用の原理」を受け入れると、自然のいろいろな事柄が数学的に証明できる、というような話でした。光は通常直進するなど、物理教員としては「うん、そうですよね!」と納得しながら聞いていました。針金を組んだものを石けん液につけて引き上げると、極小曲面ができることを実験してみるなど、数式を用いずに数学的な内容を説明する会となっていて、先生のお話に聞き入りました。

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 その中で、最近気付いた『教室ディベートの捉え方』に共通する言葉が出てきて、ビックリしました。

「ミクロではランダムな現象がマクロでは全体を統一する秩序が見えてくる」

 「たくさんのものが相互に作用する場合、それを数式で記述するのは不可能に近いが、逆にたくさんのものが相互に作用することによって個性が打ち消され、何らかの性質が見えてくる。それをまとめて面倒をみましょう(=数式で表現してみましょう)」

 …ディベートに当てはめてみて下さい。

 ある時期から、発生過程が複数あれば、相手から反駁を受けても全体が崩れにくい主張となる、ということで、これが推奨されました。

 現在では、一つのメリット・デメリットに発生過程や重要性が複数あるケースが多いですよね。(論点が増えると立証が薄くなる、ということもありますが…)
 で、個々の論点に対して、複数の反駁をする…
 …論点が増えれば、議論が複雑の一途をたどる・・・ような気がしますよね>皆さん

 相手の立論が理解出来ないのは、その見た目の複雑さに惑わされているからではないか、ということなのです。
 そこで“マクロで見れば、相手の立論で言いたい主張が見えてくる”=“分かる”=“反駁もできるし、勝敗判定もできる”=“おもしろい!”となる、ということなのです。

 これに関連することが、「最少作用の原理」とも関連して、小谷先生から語られました。

「たった一つのルールでいろんなことが証明できる驚き&大きな喜び!

 ・・・大いに喜び、楽しみながらディベートをやりたいじゃないですか!
 その、相手の立論をマクロ的に捉える方法について、明日の『宮城ディベート“楽しみ隊”』で試したい、ということなんですね。

 なお、上記のことがすんなりいかないことを予言することも、小谷先生から語られています

「実際のところ、世の中はそんなに単純じゃない。そこで証明が必要となる。数学者はそれを立証することに一生懸命なのである」

・・・ディベーターも、単純じゃない社会について立証するために一生懸命!

「一つのことを信じる(認める、受け入れる)と、複雑なことでも説明できる、というのは、“ベストシナリオ”なのだが、実際の現象は初期条件が変わると結果がガラッと変わるので、“ベストシナリオ”の適応というのは本当は扱いにくいこと

・・・ということで、明日試してみますが、実際にうまくいくかどうかは、2006年シーズンを通して試させて頂くしかありません。期待半分、不安半分です。

・・・ほら、何を聞いてもディベートのことばっかり考えている僕って、現在ディベートに深くはまっているんですよ。間違いない!

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