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2005年10月16日 - 2005年10月22日の3件の記事

2005.10.19

消えていたのか。パスカル

 今日になって初めて、高校物理の教科書からパスカルの原理が消えていることを知りました。

 取っておいた「高等学校〔物理〕新旧学習指導要領内容対照表」を見ると『軽減』となっていました。

 『軽減』していいの?と思いましたが・・・全体的な視点から判断するとOKなのかもしれませんねぇ。大学でやるんですかねぇ。

 3割減って・・・と、複雑な思いを抱いた次第です。

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科学を用いた戦争 vs “特攻”≒“自爆テロ”

 1日24時間では明らかに足りません!

 さて、昨日のLHRでは、研修旅行に向けてのビデオ学習を実施しました。
 学年で、世界史を担当する先生が見せてくれたのは、NHKのビデオ『ドキュメント太平洋戦争3 エレクトロニクスが戦いを制す』でした。
 どういった内容なのかは、まずはこちらを参考にご覧頂きたいです

 クリスチャンではありますが、物理の教員でもあるので、科学的な内容に興味を持って見ていました。
 真珠湾攻撃の痛手を受けて以降、科学技術を戦局の守備的側面で活用することに力を注いだ欧米。特にレーダー&VT信管技術の活用。「あ」号作戦を決行する日本海軍がマリアナ沖で敗れ、その後マリアナ諸島を失陥したため、日本はB29の攻撃範囲となり、大空襲&原爆と、日本は敗戦の一途をたどります。

 それに対し、「レーダーに頼るとは何事だ。訓練が足りん!精神がたるんどる」というスタンスなど、秘密主義と優越的発想の軍部が指揮をとる日本。
 ああ、日本ってそういう国だったのよね~、と思ったり。

 ゼロ戦は、少し攻撃を受けるとすぐに燃えてしまう。
 それに対し、ゼロ戦を分析して開発されたアメリカの戦闘機は、燃料タンクを防弾にし(燃料への引火を防ぐ)、コックピットにも防弾設備を整え、パイロットを守る設計にしているとか。
 人材を育てるのには、ものすごいお金と時間がかかるので、それを失わないようにすることが国益だと分かっていたと。

 知ってますよ~。今でもアメリカ軍は、そうやって莫大なお金と時間をかけて、空母への離発着訓練をしているんですよね~。岩国でタッチ&ゴーの訓練をしているんですよね~。騒音等に苦しめられても文句が言えないのは、敗戦国日本が日米安保の上に乗っているからですよね~。

 対して日本は、いたずらにパイロットを失い、あとから補充されるパイロットは満足に訓練も受けてなくて、不意の攻撃にパニックを起こし・・・そういう人的能力の差も、「あ」号作戦の失敗の一つの要因だったと、ビデオ中で証言がありました。
 ま、当時の日本ですから、お国のために命を捨てなさい、って感じで、果ては“特攻”ですよね。レーダー等により、どうせ打ち落とされるなら、相手に打撃を与えてから死んでくれ、と。
 その計画を発案した方は、玉音放送のあった8月15日に自決(自殺)していたんですね。知りませんでした。

 特攻に関しては、こちらのようなWeb記事がありました。

#8月15日は終戦記念日と言われていますが、正式な終戦の日は8月15日ではなくて、降伏文書に調印した9月2日なんですね。今年の戦後60年報道を見るまで知りませんでした。ここにも天皇バンザイ的発想があるのかな、とか思ったり。

 ビデオは最後に、民間人も大量に巻込んだサイパン玉砕について軽く触れました。
 「日本軍は、民間人を助ける行動には出なかった」というナレーションが耳に残っています。

 サイパン玉砕についてはこちらのようなWebページがありました。

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 今、2005年ですが、アメリカは、科学技術を戦争に利用するという流れを、その当時から今に至るまで継続させているんだなあ、と思った次第です。そのために、お金と人材をつぎ込む様を見て、どうして人間は、他人を殺すためにそこまで一生懸命になれるのかなあ、とか感じます。

 一方で私は今の日本で生きていますが、そんなにあの時代が良かったのかい?と思うんです。

 特攻って、かっこいいですかねえ?
 
あれが戦争でなければ、最近流行の“自爆テロ”と一緒じゃん。

 死んでまで相手を殺したいかねえ。

 今の日本っていうのは、条件が整えば大手を振って戦争しても許される体制を整えようとしているんじゃないの?って思うわけです。理由がどうであれ、戦争は戦争じゃん。

 だから理由はどうであれ『戦争できる国づくり』なんでしょ、って。
 若い人は、わからないのかな~? 政治家の方は、「戦争しても今度は勝てる」とか思っているのかな~。年配の方は、もうあの頃の苦しさは忘れているか、実は戦時中であっても苦しい思いをせずに済んだような、高貴な家の方々だったりして。

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 なお、科学技術に関しては、レーダーの前に置いていたチョコレートが解けることに着目したことに端を発して電子レンジが開発されるなど、悲しいかな、戦争で人を殺すために一生懸命にお金と時間とエネルギーをかけて開発が進んだおかげで、身のまわりが便利になった、という事例も少なくありません。

 このインターネットも、そうですよね(爆)

 ま、そういったことを触れつつ、物理を教える立場であります。

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デザイン更新

 @niftyが提供するリッチテンプレートというものを使って、デザインを変更してみました。

 ずいぶん趣が変わるものですね~!

 僕もまあ、物理の教員ということで、少しは理系っぽいデザインを採用してみましたが、今までのデザインも水色を基調としながらも暖かい雰囲気があったので、折りを見て戻したいと思います(設定は保存されているのですぐに戻るのです)

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