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2005.11.06

ディベートへの追い風と向かい風

 少し前までは、ディベート部に入部している生徒は、偏見の目で見られていたと思います。そのような言葉も浴びていて、生徒はディベート部に所属していることを「恥ずかしい。できれば隠したい」と思っていたふしがあります。

 ところが今年になると、大部風向きが変わってきました。
 「○○君、ディベート部に入ったの~?」と、驚きと揶揄が混じったような言葉をかけられるところまでは同じですが・・・
 ・・・その次には「新人戦とかあるんですか?○○君は試合に出られるんですか?」と、その活動の行く末に目を向けてくれるようになりました。有り難い。
 地味に『爆笑問題☆伝説の天才』の「めざせ!天才弁論部」がテレビ放映されたことが追い風の元になっている気がしています。

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 その中学生二人は、地道に大会に向けて準備をしました。その姿勢は、高校生とは段違いにGood!! (…というより、高校生がそもそもちゃらんぽらんといいますか・・・

 そんな中学生に、本当に衝撃的な向かい風・・・

 11月11日(金)に実施が予定されていた石巻市中学生ディベート大会が、参加校数が少ないことを理由に中止が決定されました。

 中学生にとっては、貴重な公式戦の機会が奪われてしまいました。

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 今年の石巻市中学生ディベート大会を実施するために、北海道・東北【共通論題】を選定したり、石巻市の国語部会にディベート授業等の取り組みについて説明に行ったりなど、お世話させて頂きましたが、私の力不足、私の作業不足のために、全く残念な結果へと至らしめてしまいました。

 ディベートの説明会によって、ディベートの良さについては御理解戴いたようなのですが、国語の先生方がいざ各学校に戻った際に、生徒たちとディベートに取り組めなかった、というのが大きな要因と聞いております。
 確かに、寄せられた質問の中には「ディベートの授業をする際に、成績の低い子にはどのような配慮をするのですか?」と言った、教育現場ならではの切実な質問も混じっていて、「これはNADEのコミュニティーで質問した方がいいか?」と思ったくらいですから・・・。

 【共通論題】の選定の際に御協力下さった多くの皆さん、関心をお寄せ下さったことに報いることができず、申し訳ありませんm(_ _)m

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 東北地区にいると、本当に、お金をかけて上京するなどしないと、ディベートの体験や知識を得ることができないんですよね・・・。

 “ディベート的田舎”だと…数年前も痛感していました。今再び、という感じです。

 これがディベート甲子園の論題が発表されているような時期であれば、度々、朝一の新幹線で生徒と一緒に上京、ということもできるのですが、このオフシーズンでは、保護者に出費をお願いするのも心苦しいです。

 ここ数年は、石巻の大会などもあり、東北にいてもディベートの体験を積める状況にあったわけですが、残念ながら、もう一度足元を固めはじめる必要が生じてきたようです。
 ディベートに関する現実を直視しなければ…。
 幸いなことに、ディベートに情熱を注いでくれるような仲間が皆無な訳ではありません。

 東北で結束しましょうよ>このBlogをご覧の東北のディベーターの皆様

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 余談です。
 11月3日(木・祝)は、本当は石巻でディベートの講習会&練習試合を行なう予定でした。ですが、大会と一緒に、これも中止になりました。
 私にすると、予期せぬ形で、丸一日、休みになりました。

 一生懸命にOBOG会のWebサイトの再構築の準備作業をしていました。(近々その成果が…)

 その日うちのクラスの生徒は、進研模試を受験するために、朝から夕方まで学校で頑張っていたんです。
 私も前日、担当の先生に「予期せぬ形で予定が空いたんですが、試験監督など手伝いますか?」と申し出たのですが、既に役割分担等も終了している、ということで、役割を免除して頂けました。

 ということで、折角の祝日、生徒は学校で頑張る、僕は休み・・・
 ・・・で、4日(金)の朝のHRで、実は休んでいたことを告白したのですが・・・

 ・・・さすがに、参加校が少ないためにディベート部の大会がなくなって、そのために練習会もなくなって、という話をしたら、同情してくれたようです!

 「相手があっての大会なんだぞ。みんなも試合に臨む際には勝ち負けに目が向くかもしれないが、まずは相手がいることに感謝して、その上で勝利を目指して最善を尽くせよ」と言いました。

 昨日5日(土)、多くの生徒が公欠で、各々の新人戦に赴きました。
 高校サッカーは、選手権の県準決勝で無念の敗退、ザンネン!

 勝敗で一喜一憂してしまいますが…ディベート部のことを振り返ると…
  やっぱり大会がなくなるって虚しい!

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コメント

教育現場におけるディベートの普及の難し
さを垣間見ました。

>ディベートの授業をする際に、「成績の低い
>子にはどのような配慮をするのですか?」

学校の成績とディベート出来不出来に関係
があるということでしょうか?

投稿: 転機 | 2005.11.07 20:14

お久しぶりです。関東の曽根です。
東北ではありませんが神奈川でも考えています(笑)
「お金をかけて上京するなどしないと、ディベートの体験や知識を得ることができない」 これは私の出身校の山梨でも同じです。
先生もなさっていらっしゃいますが、地方の格差を解消するには、インターネットが有効ではないか、と考えています。私もこんなページをつくってみました。よろしければご覧下さい。
http://blog.livedoor.jp/f_sone_debate/


投稿: そね | 2005.11.10 02:47

>そねさん
 コメントが遅くなりました。
 素晴らしいコンテンツを作りはじめていますね!
 私も『ゼロからのディベート』の更新を再会させます。必要に応じて相互リンクをしましょう!

>転機さん
 質問に答えておらずに失礼しました。
 機会を改めて、御説明申し上げます。もう少しお待ち下さい。

投稿: NAKO-P | 2005.12.31 20:08

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