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2005.09.22

子どものように育てる必要

 そのサイエンスカフェの最後の30分で、鈴木厚人:東北大学大学院理学研究科教授が、会場からの質疑応答に答えた中の一幕です。

 「ニュートリノの研究は、社会の何に役立つのですか?」

 (^^;

<僕の心の声>おいおい、役立たなかったら止めるってか?</僕の心の声>

 鈴木先生曰く

 「ニュートリノの研究はまだ始まったばかり。その質問はまるで、生まれたての赤ちゃんに『その子は社会の役に立つ人間になりますか?』と質問しているようなもの。仮に社会の役に立たないからといって間引きするはずがない。だから、ニュートリノの研究も、子どもに接するのと同じように、周りの人が育てる必要がある」

 上手い切り返しだ!
 そして、そに込められているメッセージは素晴らしい!

 まずは、科学の基礎研究というものは、社会に役立つor役に立たないというもので価値が決まるものではなく、他の分野を発展させる礎になるか否かが大切です。その点で、ニュートリノの研究は間違いなく価値が高い。

 そして、社会的な価値を高める可能性がある行為、それが 『 育てる 』 ですね!

 悲しいですが、人間の全員が必ずしも社会に役立つとは限りません。
 ですが、子どもは全員、社会の役に立って欲しいと願われ、愛され、見守られつつ、周りの大人に育ててもらうのです!

 科学の基礎研究を、社会があたたかく見守り育てることが大切なのだと。

 振り返ると学校には、未成年の生徒たちがいます。
 未成年の皆さんは、まだ『育てられている』立場にあります。
 そして、社会に役立つ可能性が、無限にあるわけです。

 良い方向に育って、成長して頂きたい!

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コメント

 「科学の基礎研究を、社会があたたかく見
守り育てることが必要」、ディベート的な観点
からみても上手い切り返しです。

 「育てる」以前に「関心を持っていただく」
必要があるでしょう。サイエンスカフェのよう
な取り組みはそのためにあると理解してお
ります。

 ミクシィ内の私の日記に書いております
が、私は博物館で考古学関係の展示品
に関するボランティア・ガイドを行っており
ます。考古学も「育て」ていただく必要が
あります。自分のガイドに対する認識を新
たにしました。

投稿: 転機 | 2005.09.22 18:03

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