« 朋(とも)ありて遠方より来たる,また楽しからずや! | トップページ | 相当“痛い目”に遭ったようだね。良かったね。 »

2005.05.03

戦争のできる国づくり…かぁ・・・

 憲法記念日ですので
  以前から書きたかったことを早めに書いておきます。

 憲法改正論議の中で、今の政治家の皆さんが表立って言いませんが、要するに「場合によっては戦争(に近い武力行使)をすることが許されることを憲法で保証される国づくりをしたい」ということが、ある程度の方々なら薄々感じていることでしょう。

 「それのどこが悪い?」と言う人も、世の中には以外と多いのですよね。

-----

 そもそも、なぜ、戦争をしたいのか。

 これも表立って言えない目的は「ビジネスチャンスの拡大=儲けたいから」と推測します。

 理由:

  1. 社会が平和で安定に続くと、ものづくりはいずれ終焉する(地球上に新しいものをつくる余地がなくなる)
  2. 今ある物を壊した方が、手っ取り早く需要が形成される
  3. 武力は、実戦や訓練で“使うから”補給が必要になる

 他国の人や物を犠牲にして儲ける、という構図だと理解します。

-----

 儲かる政策をしてくれる政治家を当選させる、これは、有権者の“悲しい”傾向。
 事実、軍拡路線で経済を向上させた事例がアメリカの「レーガノミックス」であり、小泉政権も同様の路線を狙っていそうだという予測を以前書きました。「二番煎じで“おいしく”日本を豊かにしちゃえ。選挙でも勝てるし」くらいは考えていることでしょう。

-----

 もう一つ、アメリカはイラク戦争で武力をすり減らし、巨額の赤字を生み、そして、「終戦宣言」が出されているのになぜか戦死者が増えていたり、戦場での悲惨な体験から精神的な苦しみを負っていたりする人が増えている状態で、これ以上“アメリカ1国だけでは戦争を続けられない”状態であることが要チェックでしょうか。
 どこかの国に手伝ってもらいたい → → → その一つが日本、となりますね。

 敗戦後の日本は、アメリカの国債を大量に保有していたり、軍事基地を置いていたりなど、アメリカに逆らえない状態が“やんわりと”形成されていますから・・・。

-----

 ここで更に。

 アメリカで犠牲になっている軍人さんは、アメリカのどの階級の人なのか?
 アメリカでも“権利があまり保障されていない階級”…アメリカ国内で差別されてしまっているような人が、収入や家族の権利を保証して欲しくて軍隊に志願している、ということを耳にしています。

 つまり「戦争をやりましょう」と言う人は、実は被害がなく、実際に被害を受けている人がいかに痛い思いをしても、その痛みに思いが及んでいないのではないかと思われるのです。

 「華氏911」で、「議員の息子を戦争に行かせる法律を成立させるための署名」というシーンがありますよね(^^;
 「戦争したい=儲けたい」人が「じゃああんたが行ってこい」と言われたって、行くわけないんです。

-----

 つまりは、世界的な現実とは「相手の痛みが分からない=相手を思いやれないから、戦争をしても平気」という状態ではないかと思われます。

 自国が武力行使されたら嫌なクセに、自分は他国に戦争しても許されるようにしましょう、という発想は何なの、と正直思いますね。黄金律のところでも語りました

 こういうことを言うと「何と愛国心がないんだ」とか言う人がいるんですよ。特にネット上には。(言論や思想の自由も何もないような態度だったりします。国家がそのような態度になったら本当に恐いですね。これも以前語りました

 私はクリスチャンですので、上記のような人の考え方よりは「互いに愛し合いなさい」の方がよっぽど価値が高いというスタンスです。

 ただ私は、「じゃあ警察は拳銃を持つな、ってか?」と言われると、確かにそれはちょっと違うだろう、とも思います。
 「地球市民としてやってはいけないこと」をしているケースに対しては、国際的な枠組みの中で何らかのアプローチが必要かもしれません。それに日本が何らかの形で関わることがあってもいいかもしれません。(このあたりまだ勉強不足です)

 しかしながら、日本という1国で考えるなら、私は1国民として、「戦争できる国づくり」の考え方は決して受け入れることはないでしょう。他の人がどうであれ。

 過去に戦争をしたことがある国なんだから、そこから「何かを学んで変わるべき」なのではないかと思うんですがねえ。

-----

 以上、自分の思うところを書きました。
 臆せず発信する・・・しかも世界の平和を考えて・・・blogを立ち上げた最初の目的でした。

|

« 朋(とも)ありて遠方より来たる,また楽しからずや! | トップページ | 相当“痛い目”に遭ったようだね。良かったね。 »

コメント

 すみません。僕はその意見に同意しかねます。
 
 まず、何故そうなのか・・・・それは日本が自衛隊しか持っていないからです。


本文にてNAKO-Pさんは

>場合によっては戦争(に近い武力行使)をすることが許されることを憲法で保証される国づくりをしたい

と仰っていますが、それに対して僕は

>場合によっては戦争(に近い武力行使)をすることが許されることを憲法で保証される国づくりをしなければならない

という立場からいきます。

 
 本文中にも出てきましたが、日本は完全にアメリカの傘下にあります。アメリカ軍の基地があったりと、現在でも戦争に負けたという色は強く残っています。
 その一つが憲法九条です。自身から戦争ができないということが書かれている憲法です。これは大切な憲法です。no more Hiroshima. 戦争や原爆はもうだめですよ、というメッセージが込めてあります。
 しかし何故今、そんな大事な憲法を見直さなければならないか・・・・。
 日本が正式な軍隊を持っていないのはアメリカ軍がいるためです。アメリカ軍は日本が攻撃を受けた際に守ってくれる、簡単に言うとそうですよね?
 
 ではここで、一つ仮定してみましょう。
 
-もし、アメリカ軍がいなかったら?-
 
 僕は五年以内に日本は滅ぶと思います。
 日本の周りには正直敵が多いです。北朝鮮や最近反日精神がやたらと旺盛な中国・韓国・・・・。これらの国は独自に軍を持っています。
 
 それに対して日本は正規の軍は無い。あるのは攻撃を受けて、いくつかのプロセスを経て、初めて自衛のみ許される自衛隊だけ。戦争になったらまず負けます。
 しかし、そんな日本が何故今戦争になっていないか。それは日本に攻撃することがアメリカをも敵に回すことを意味しているからです。
 先に挙げた三つの国はアメリカを敵に回したくありません。北朝鮮を見ればそれは明らかです。アメリカほどの経済力・軍事力を持っている国を敵に回すことは、正気を疑われるほどです。
 だから、アメリカ軍が常駐していることは、結果としてそれだけで意味があると思います。小泉首相はアメリカにゴマすってる、よく言われますが、そうせざるを得ないのです。彼はアメリカに見放されることの恐ろしさを十分に理解している方だと思いますよ。アメリカのことを考えて行動・発言しなければならないのですから、当然言えない事が多いです。本当にひどいときに首相になってしまって・・・・・
 
 話を戻しましょう。
 先のイラク戦争。多くの方がなくなりました。イラクの方もアメリカの方も・・・・
 政治家のお偉いさんは、ここである考えがよぎりました。

「アメリカで兵士が足りなくなって、日本からアメリカ軍が出て行ったらどうしよう・・・・」
 
 事実、イラク戦争が長引く兆しを見せ始めてから国会で憲法九条についてしきりに話されるようになりました。
 
 
 日本は平和な国です。
だから、戦争になったら正規の軍隊を持っていたとしても負けるでしょう。
 そうならないためにも、アメリカとのつながりを深め、またいつ戦争になってもおかしくないよ、ということを国民は知っておかなければなりません。
 戦争のできる国づくり・・・・たしかに嫌な響きです。僕は戦争はおろか、ナイフ一つでも怖くて震えてしまいます。しかし、それでもいつ戦争に突入してもおかしくないという認識を持っていなくてはならないと思います。そういう意味で(当然戦争に対する抵抗力も持っていなければならないのですが・・・・)、戦争のできる国づくりは“ある程度”必要だと思います。
 
 
 本音は戦争は嫌ですよ、本当に
戦争の無い、そんな下らない事で命を落とさないような世界になれることを切に願って・・・・
 
 お粗末でわかりにくい文章でしょう。判らなければメール、もしくはここに書き込んでください(NAKO-Pさん。勝手にすみません)。では、この辺で

投稿: ray | 2005.05.04 01:34

 rayさん、お久しぶりです。
 この話題は多岐に渡る論点を整理して語ることが大事だと思います。

>戦争の無い、そんな下らない事で命を落とさないような世界になれることを切に願って・・・・

 まず、ここが共通ですね。少しホッとします(^^)

>戦争のできる国づくりは“ある程度”必要だと思います。

 すると、どの程度まで許されるのか、ということになります。

-----

 とにもかくにも、ネットではよく、rayさんのような論理を私に言って来る人に出会います。

>日本が正式な軍隊を持っていないのはアメリカ軍がいるためです。

 これは「軍隊を持つ必要性が感じられない」という意味ですね。軍を持っていないのはアメリカに関係ありません。国が憲法に従っているから、でしょう。

>アメリカ軍は日本が攻撃を受けた際に守ってくれる、簡単に言うとそうですよね?

 これは論理的に“逆”であることに気付くべきかと。
 確かに、日本が攻撃を受けたら守ってくれるでしょう。(条約上)
 ですが、アメリカ軍が日本にいる理由=日本を守るため、ではありませんね。
 
>-もし、アメリカ軍がいなかったら?-
> 
> 僕は五年以内に日本は滅ぶと思います。
> 日本の周りには正直敵が多いです。北朝鮮や最近反日精神がやたらと旺盛な中国・韓国・・・・。

 私は、ここの「軍がいなければ攻められる」という仮定は違うと思っています。戦国時代を扱ったゲームじゃないのです。
 まず、中国・韓国は、戦争を仕掛けてくるような国ではありません。それぞれの国は安定しています。
 仮に、北朝鮮でなくとも、世界のある国が戦争を始めたとしましょう。
 世界中が黙っていません。
 そして今、日本の側に、交戦される“正当な”理由がありません。国として悪いことをしていなければ、戦争を仕掛けられる筋合いがないはずです。

 後で、コスタリカという国が「軍隊の放棄」をうたっていることを調べてみて下さい。http://trompa.hp.infoseek.co.jp/CR/CR_presen.html
 軍がなければ滅びますか?

-----

 でもですね。コスタリカも、自衛の策はとっているんです。
http://hiroshima.cool.ne.jp/kotodama-era/zatugaku_02.htm

 ネットでrayさんのように言う人は「じゃあ自衛隊をどうせよと言うのだ」みたいなことを言ってくるんです。

 私はただ、自衛隊で働く方に敬意を表して「お疲れ様です」と言うだけです。
 自衛隊は、見た目の“軍事的な側面”以外にも多くの意義があると思っています。

 元発言に「警察が拳銃を持つな」とは考えていないと書いてありますよね。

-----

 昨日の「NEWS23」で、ゲストの方が、「私は改憲に賛成。自衛隊をアメリカの言いなりにさせないように『世界的な機関と枠組みの中で』行動させるよう、より厳しい条文に変えるべき」といったことを述べられていました。なるほど、「変える」というのは、「更に厳しい方向に変える」という方向性もあるのだなあ、と感心しました。

 ニュース等でよく聞く「改憲」は、誰かの都合が良いように変えたいんじゃないの?と…胡散臭い匂いがします。

 国民として冷静な目を持ち続けたいですね。
 
 


投稿: NAKO-P | 2005.05.04 03:59

 結論はですね、

「戦争をしたい(口にできないけど本音は戦争で儲けたい)から戦争ができるようにしましょうよ」という私欲的な考えで憲法をいじられるのは完全にNo Thank You!だということです。

政治家の方が「自分は戦場には行かないけどね」と思っているのならばなおさら。

 政策として、実は上記の通りかもよ、って、アメリカに「レーガノミックス」の実例があることを挙げて説明しているのも理解してね。当時の中曽根総理は、レーガン大統領と仲がよく、「日本は不沈空母」とか発言していたのよね。

 「俺は責任をもって戦場に行く」と、軍事政権になっても困りますけれども(^^;


 では、おやすみなさい。
 僕も寝て起きて、聖地仙スタに戦いに行かねば(爆)

投稿: NAKO-P | 2005.05.04 04:20

たしかにそうですね・・・・。
 
 ただ、戦争になると儲かる、という見解はまだ納得できません。
 以前戦争で日本が儲かったのは、戦争している国ではなく、戦争の道具を作っていたから特需と呼ばれる状況になり、ものすごく儲かりました。
 しかし、日本が直接戦争を仕掛けて、それが儲け話になる、という状況は無いと思います。二次大戦中に日本のお金がどんどんなくなっていきました。鉄を作るために銅像を溶かした・・・そんな話を聞きます。
 過去のことから考えると、日本自身が戦争できても儲かる、というのは現実味が無いことのように感じます。戦争で設けるためには、戦争にすばやく勝ち、なおかつ敗戦国のケアを完璧にできること。今の世界ではこれが求められることです。今の日本にそれができるのでしょうか?
 そしてもう一つ。まず何処と戦争するのか、という疑問が残ります。
 僕は戦争する可能性のある国として先の三国を挙げました(あくまで可能性として)。しかし、どれも戦争を起こす感じではない(先日日本に向けてミサイルぶっ放した国はありますが・・・・)。では何処で? イラク辺りと言うなら、確実に損すると思います。治安は悪いので、戦死者が出たらその遺族に生活の保障しなくてはなりませんし、片道だけでも燃料費はバカになりません。
 ならば日本が戦争のできる国づくりをすることによって儲けが出るのか? と考えましたが、それは無いでしょう。聞いた話によりますと、日本が自衛隊に回しているお金は、世界でも軍備費としてはトップクラス・・・・・。そんな国が果たしてもっとお金を回すでしょうか? むしろ戦争をしない、という理由で減らされそうな気もするのですが・・・・(隣国に対して戦争を仕掛けないことを表現するために)。
 
 まぁ、今軍隊を持ったら中国が黙って無いと思いますが・・・・。過去の戦争のこともあるから、中立国にしますよー、なんてことも認められないと思うし。

投稿: ray | 2005.05.04 09:30

つまり、戦争のできる国になったとしても、現状となんら変わり無いのでは? という疑問なんですが・・・・。
  
 
 
 それと、どの程度戦争ができるのか、という点ですが、僕はいざとなったらアメリカ抜きで“戦える”程度に考えてました。今まで日本が九条を守り続けてきたことから、わざわざドンパチに巻き込まれたり、自ら起こしたりすることも無いでしょうし。
 それと、自衛隊をどうせよ? ということなんですが、僕は今までどおりでいいかと。自衛官達は日本を守るために日々訓練していますし、災害救助などではいち早く駆けつけてくれます。僕はこれ以上何も望みませんよ。その辺はNAKO-Pさんと同じです。
 僕はテロや戦争などと無関係、という顔をしている日本がもう少し危機感を抱いてもいいのでは? という観念から改正について賛成でした。それは前述の通り、日本が戦争ができるようになったからといって特別な利益が発生するとか、一部の人間が儲かるといったことが無いと思っているからです。
 
 
 僕はNAKO-Pの仰るとおり、云うことしかできない子供です。しかし、真剣に考えているという点は、本当です。
 可能ならば納得がいくまで話していただけませんか?

投稿: ray | 2005.05.04 09:47

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 戦争のできる国づくり…かぁ・・・:

« 朋(とも)ありて遠方より来たる,また楽しからずや! | トップページ | 相当“痛い目”に遭ったようだね。良かったね。 »