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2005.02.14

“大人として相応しい資質”とは何か

 rayさんから熱い書き込みが寄せられています。
 まさに“debatable”な内容かと。

 ですが私は、まがりなりにもディベートの訓練をしている者です。
 このサイトにおいても「かみ合った議論」を目指します

 で、前回書かなかった“大人として相応しい資質”について書きます。昨日、礼拝中に考えていました(爆)

■ 年齢に関わらず“大人として相応しい”か否かの判断基準として考えられるもの ■

(1)人の話を聞く姿勢・態度がとれること。

 これができない人の評価はかなり低いです。「子ども」と呼ばれても仕方なしです。

(2)人の話を理解出来ること。

 「最近の若い者は」と言われる由縁。教育が責められている(^^;

(3)できる限り広く、多角的に、物事を分析できること。

 “視野が広い人”は“大人”と評価されるケースが多いです。逆は“子ども”と呼ばれてしまいます。

(4)自分の考えを相手に伝えることができること。

 赤ちゃんは言葉を覚えて、自己表現ができるようになります。この差は大きいですよね。
 そして、幼稚園・保育園から大学院に至るまで、様々な表現方法を学び続けることになります。
 なお、“成人”であっても、相手に自分の考えを“分かりやすく”伝えられるかどうかは不明(^^;。これが苦手な“成人”も多数います。

(5)誤りを正すことができること。

 これができない人を「大人げない人」と言いますので、大人とは認め難いのでしょう。
 やはり、誤りを自分一人で正せない人、そういった点で補助がいる人は、責任のあることを任せることができませんので、“大人としての資質”があるとは言い難いでしょうね。
 ですから、私の尊敬すべき言葉は「“学んだ”と言う事の唯一の証左は 変わる 事である」です。

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 (1)~(4)は、ディベートで身につく資質と言われています。
 コミュニケーションの基礎、ですね(^^)

 (5)は、ジャッジによる評価を素直に受けいれることができるか、という場面で問われます。(^^;
 これができる人・チームは、大会で上位に進出しますし、逆に頭が固いというか、臨機応変に対応できない人はやはり成長が遅いというか結果が出ないというか…
 更に、ジャッジに文句を言って、ジャッジとのコミュニケーションを成立させることができない人とかは、はたから見てやはり「大人げない」と言われるでしょうから…。


 これら書いてきたことに、“大人として相応しい資質”を考えるヒントがあると思っています。

#なお、障害のある方、病のために不都合がある方は、やはり社会が責任をもってサポートすべきでしょう。
#まさにボランティアです!

#「体の不自由な人たちに温かい手を差し伸べるのは、単なる慈善事業ではなく、社会全体の責任です」(ヘレン・ケラー)

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コメント

rayです。
先日のコメント、読み直してみてものすごく論点がずれていることが分かりました。ごめんなさい。人に物事を伝えられていませんね(^^\)ペコペコ
日々精進!がんばっていきます。

さて、今回は議論をしに来たわけではなく、ただの書き込みという方向でいきます。(最初にこう書いておくと書きやすいと思い実行してみました)

文章の最後の方でヘレン・ケラーのことが書かれていましたね。僕はその通りだと思います。
以前、「バリアフリーをつくる」(岩波新書)という本を読んだことがあります。残念ながら、内容はあまり覚えていませんが・・・
その中では、作者が北欧に行ったときの事が書かれていました。

バスに乗っていると、停留場に車椅子の方がいた。すると、乗っている人はみんな入り口近くに移動した。ドアが開くとその方の手伝いをし、みんなで協力して中に入れてあげた。

こんな内容だったかと思います。
これが日本だったら、こうは行かないでしょう。見てみぬふり、と言うことも考えられます。

そういった面から、日本はまだ社会全体が子供なのでは無いでしょうか?
そんなことをふと思いました。

投稿: ray | 2005.02.15 20:48

 夕方のテレビで、元警察の方が「最近は少年犯罪の容疑者に事情聴取をしても、自分のことを表現できない。言葉が足りない。」ということを言っていました。きっと、そうなのでしょう。

 ストレスや不満等、自分の複雑な気持ちを他人(相手)に伝えるには、それに相当する言葉・表現方法が身についている必要があるでしょう。内なる複雑な気持ちを普段から他人への伝えることができていたかどうか、が、その人の成長に大きく関わっているような気がします。
 逆に、そういったことができなければ、気持ちの中に相当溜まるものがあるでしょうから、「爆発=キレる」人になるでしょうね。その結果として犯罪に繋がるケースも…。
 残念ながら、大人とは言いがたい要因がそこにはあるような気が…

投稿: NAKO-P | 2005.02.16 18:10

しかしながら・・・そう言っている僕らも大人ではないと思います。それは子供という存在を見ていると思うことです。
少し回りくどい言い方をしていますが、理由はこうです。


キレる原因は実は周りが絡んでいることが多いのです。
 溜め込んでしまう=話せる相手がいない=発散できない
と言う式が成り立ってしまうケースが多いそうなのです。

僕たちは一般に趣味や好きなことなどがあります。それを行うことにより、溜め込んでいたものを発散できる。と、一般的には言われています。しかし、実際はそうではありません。ほとんどの人は好きなことだけで発散できているわけではありません。
発散されるにはどうしても必要なもの、それは他人という存在です。これはどうしても必要なものです。
想像してみてください。あなたは釣りが好きです。ある日、釣りに行きました。そこで大物を釣りました。
多分、これだけでは満足できないでしょう。釣った事を人に話す事によって、より満足できる。釣りの価値観は人によって違いますから、これはあまり良い例とは言えません。しかし、あなたの趣味に他人はどこかで絡んでくるでしょう。

最近の若者はゲームによって気晴らしができる人が多いです。しかし、それはゲームをして、その上で人とそのことで話せるから楽しいのです。
先日寝屋川で起こってしまった教師殺傷事件。犯人の少年はゲームをやっているとき、ものすごく楽しそうだったと住民は語る。しかし、彼は心のどこかで何か溜め込んでいたものがあったのではないでしょうか。
そういった他人の溜め込んでいるものにも気づいてやれること、それも大人に必要な資質では無いでしょうか。
論文などで世界的に活躍している人がいて、でもその人は家族のことに関心がなかったら・・・。子供に良かれと思ってなんでもあたえていたら・・・。このような環境で子供はまっすぐ育てるのでしょうか。
子供という存在と向き合うこと。言葉にすることも確かに必要なことですが、僕としてはこれも大切なことだと思います。なぜなら、まだ未発達な子供たちを導いていくのが大人の役目ですから・・・。キレやすい子供たちはいわば僕らの分身。大人としての義務を放棄してしまった僕らの前に現れた悲しい存在・・・。

子供という大切な未来。
僕たちは守っていけるのでしょうか?

投稿: ray | 2005.02.17 23:46

 rayさん、いつも書き込みありがとうございます。
 NAKO-Pです。

 前提となる内容かと思いますので、他のコメントに先立ち、こちらに応答します。

>溜め込んでしまう=話せる相手がいない=発散できない
>と言う式が成り立ってしまうケースが多いそうなのです。

 これはまず、私の意見と一致しているようです。

>キレる原因は実は周りが絡んでいることが多いのです。

>最近の若者はゲームによって気晴らしができる人が多いです。しかし、それはゲームをして、その上で人とそのことで話せるから楽しいのです。
>先日寝屋川で起こってしまった教師殺傷事件。犯人の少年はゲームをやっているとき、ものすごく楽しそうだったと住民は語る。しかし、彼は心のどこかで何か溜め込んでいたものがあったのではないでしょうか。

 なるほど。鋭い指摘ですね。
 趣味をするだけではダメという話は、教室の話題についていくために、話題のテレビ番組を見る、ということにも繋がりそうですね。
 寝屋川の彼も、ゲームをしてもそのことについて語り合える友達がいなくて、「趣味に時間を割いてもストレスが発散できない」状態だったのかも。

#blogを作っても書き込みがなければ
 ストレスが溜まるようなものか?

>そういった他人の溜め込んでいるものにも気づいてやれること、それも大人に必要な資質では無いでしょうか。

>まだ未発達な子供たちを導いていくのが大人の役目ですから・・・。

>子供という大切な未来。
>僕たちは守っていけるのでしょうか?

 大人の側には、子どもを育て、見守る責任があるということはその通りだと思います。
 保護者の、家庭に対する責任がゼロになる、というハズがありませんものね。
 学校は子どもに教育を施す所だ、ということは、書籍から引用して、既に述べています。

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 あとは、大人がちゃんとした時に、子どもがちゃんとしてくれるかどうか、ということでしょうか。
 “ちゃんと”とは何か、ということをこの「大人として相応しい資質」で述べたつもりです。
 ただ、よく考えると、補足して述べなくてはならないことがあると思っていますので、それは後程。

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 講習やその他、今仕事がこなせていません。自分の家庭のためにも、ちゃんと仕事をこなして、時間にゆとりをつくらなきゃ、ってところです。
 今回の応答は“先にしなくちゃ”と思いましたが、他のコメントへの応答は更に遅れると思いますがご容赦を。

投稿: NAKO-P | 2005.02.18 10:49

・・・すみません。なんか忙しいみたいなのに、こうしてしつこく書いてしまって・・・。まぁ、がんばってください!

今朝見たニュースで、寝屋川の一件について報じられていましたが、少年が少しづつしゃべり始めているそうです。少年は、いじめられていたのに誰も何も言わないからやった、というようなことを言っているそうです。やはり子供とのコミュニケーションは大事だなぁと思いました。そしてそれは、人間としても重要なものなのだとも思いました。ここら辺で僕らはやはり、自分たちについて見直す必要がありそうな気がします。


と・こ・ろ・で
blogについて
>#blogを作っても書き込みがなければストレスが溜まるようなものか?
と書いてありましたが、ストレスよりもショックの方がとても大きいです。ハイ・・・。
えー、先日とうとう訪問客が一日十人を割りまして、今非常に落ち込んでいます・・・。ハァ・・・

投稿: ray | 2005.02.18 23:31

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